「花鳥風水阿寒紀行」第1弾は好天に恵まれ…

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エゾノウワミズザクラ
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阿寒川の上流で、カワガラス

花鳥風水阿寒紀行のモニターツアーを実施しました。好天の中、参加者の方が野鳥愛好家ということで、鳥中心のツアー行程で、国際ツルセンターのビオトープからスタート。はじめよければ…、ですが、いきなりカワセミ、ヤマセミのダブルショットで、1日で21種類のそれも、オールスター出演、親子競演といった華やかさです。チェックした鳥リストです。
カワセミ、ヤマセミ、セグロセキレイ、アオジ、ショウドウツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ
ムクドリ、ハシブトガラス、スズメ、コサメビタキ、カワラヒワ、カワガラス、トビ、オジロワシ
キジバト、オシドリ、カワアイサ、マガモ、ノビタキ、タンチョウ 21種+小型タカ?
私は、カワガラスの親子が最高でした。いつも会える鳥ですが、子育てぶりには感激しました。
旧網走山道には、エゾノウワミズザクラが満開。少し甘い香りと共に、しばらく楽しめそうです。本当に、春満開でした。

社印というものをはじめて作った

はじめて自営業になったので、社印をつくらねば、とおもい。知り合いのクラフト作家にお願いして完成したのがこれ。Craft ka2(クラフトカツ)さんは本当にセンスいいなぁ、と関心。ご夫婦で、彼は家具職人、彼女はクラフト作家で2ということ。今回は我が家の祖母が使っていた和装用の立て板を再利用して食器棚を彼に、社印を彼女に注文。どちらも大満足の出来でした。塘路の駅から5分くらい湖に向かう道に木造のしっくりしたお店があります。是非、お立ち寄りを。

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湿原に先人達の暮らしの痕跡を訪ねる

釧路湿原の周りには約5百におよぶ遺跡がある。縄文からアイヌ文化まで、年代の幅もひろく、人の住みやすい環境があったということか。
キラコタン岬の遺跡探訪勉強会に参加した。ちょっとした窪みが竪穴住居跡といわれても、なかなかピンとこないところが苦しいが、あらためて、人の住む環境というものを考えさせられた。水、食料確保、安全、交通アクセスなど、キラコタン岬には全てがそろっていたのであろう。この蛇行する川の風景も、秋には鮭がのぼり、丸木舟をつかった移動も容易、そして湧き水がある。アイヌ語に詳しい方の話では「キラ・コタン」は「逃げる・集落」という意味で、白糠にも同様な地名があるとのこと。何から逃げたのか、疫病か、津波か、和人の迫害からか…。風景の印象が、少し違って見えた。

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キラコタン岬先端からながめるツルワチナイ川支流のヘヤピンカーブ

春の阿寒らしいバードウォッチングといえば…

野鳥観察が趣味の釧路のお客様を案内するため、事前下見で阿寒へ。草原から川沿いに国道を北上し、林道を通って阿寒湖温泉までのバードウォッチングと野草観察。エゾヤマザクラは、阿寒本町周辺ではほぼ終わっていたが、湖畔ではまだ健在。標高差約4百mの違いは大きい。さて、草原のタンチョウに見ほれ、川沿いにはいつものカワガラス、ちょっと意外なカワアイサのつがい、山道ではエゾライチョウとミヤマカケスが何を捜しているのやら…。写真にはならなかったけど、小心者のヤマセミにも久しぶりに会えて、春の阿寒らしい主役級が揃ったバードウォッチングでありました。本番でもこのくらい登場してくれたらありがたい。

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貯食先がミヤマカケス
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林道を悠々とエゾライチョウ♂
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つがいではなく、親子かな?でも…。
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つっぱりの若夫婦カワアイサ
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いつでも登場、カワガラス

北海道の春は季節が圧縮されて、エゾヤマザクラとチューリップが一緒に…

IMG_1024今日は釧路のエゾヤマザクラも満開となりました。北海道の季節のなかで、特に春は圧縮されてアッというまに過ぎていきます。今年は例年よりエゾヤマザクラの開花は早いようですが、芝桜やチューリップも咲き始めました。チューリップフェアという春のイベントがありますが、以前、その会場とエゾヤマザクラの名所である春採公園、オオバナノエンレイソウの群生地である武佐の森を結んでイベントバスを運行したことがあります。春爛漫ですが、今日はちょっと地味だがこちらも満開となった、ヤマモミジの花をアップします。歳のせいか、地味なものに目が行く今日この頃です。

釧路湿原、阿寒・摩周の2つの国立公園をメインに、自然の恵が命にもたらす恩恵を体感し、自然環境における連鎖や共生の姿を動植物の営みをとおしてご案内します。また、アイヌや先人たちの知恵や暮らしに学びながら、私たちのライフスタイルや人生観、自然観を見つめ直す機会を提供することをガイド理念としています。