普段立ち入ることの出来ない前田一歩園の森林を散策し、地元食材のグルメランチを味わえ、その抜群のコストパフォーマンスで話題の「第5回阿寒ハイキング」に参加しました。
樹齢八百年のカツラの巨樹が鎮座する「光の森」をフィトンチッドのシャワーを浴びながら散策すること2時間。スキー場の阿寒湖畔展望台から雄阿寒岳と阿寒湖を拝み、お目当てのグルメランチへ。内容は写真を確認いただき。この日のメニューを以下に。
このイベントは阿寒商工会青年部阿寒湖畔支部の若手メンバーが地元の魅力にこだわって企画したもの。
メンバーは自然ガイド、レストランやお菓子屋さんの本職から地域を支える若手有志がおしみなく阿寒へのおもいをぶつけたイベントとなっています。
私は5回目にして初参加となりましたが、噂に違わぬグルメのオンパレート。さらには、ハイキングで集めたトドマツの若葉からアロマオイルを抽出するコーナーやお土産に阿寒のシナノキで栽培した蜂蜜をつかった特製クッキーや新作マリモ羊羹などが付く、超豪華版でした。
もちろん損得度外視なんでしょうが、参加者に皆さんも何か地元に還元したいとおもった筈なので、そこらへんのスキも見せてくださいね。来年も期待してます。
・ウチダザリガニのミネストローネ・エゾシカのカレー・エゾシカのハンバーク・スジエビとコゴミの天ぷら・ニジマスのちゃんちゃん焼き・ワカサギの天ぷら・ヨモギ入りスコーン・コイのザンギ・ギョウジャニンニク入りパスタ
山菜は大好きですが、採って処理して料理して、となるとなかなか口に届くまでは大変です。その点、フキとコゴミは優等生。まず、何処にでも沢山あるので採るのが容易、灰汁抜きなどの手間がいらない、美味しい!と三拍子揃ってます。
北海道のフキは大きい。特に道東は染色体の数が違うので大型化しているとの話もあります。赤フキや青フキとかいって、茎(正確には葉柄といわれる葉の根元部分)の緑色のものが良いので、河岸や水気の多いところにあるものを探します。
コゴミ(正式にはクサソテツ)は気がつくと葉が伸びきったのが、林のなかに溢れていて、「もっと早く採ればよかった」と後悔します。5月の雪解けでエゾエンゴサクなどが咲き始めた頃に芽吹いて茎の短いものがいいようです。
いずれも、煮てよし、炒めてよし、様々な食べ方がありますが、今回はフキを使って洋菓子のアンジェリカを作りました。砂糖で煮込んだ甘いお菓子ですが、今年は行動食で使ってみようと思ってます。どんな反応があるのか、楽しみです。
今年は例年になく雪が多かった阿寒ですが、6月に入って山はどんな感じでしょう。6月7日に行われる「阿寒ハイキング&バイキング」の下見に阿寒の森を歩いてきました。やはり多雪の影響か、森の中やスキー場などでは早春を飾るヒメイチゲなどがやっと開花、新緑の草花が木漏れ日を浴びて春を満喫しているようでした。釧路への帰路に例年、ショウドウツバメのコロニーが出来る土手に寄って見ると今年もやってきていました。ここは土砂採取場なんですが、いつもショウドウツバメの繁殖期間は採取をしていないようで、所有者の善意なんでしょうか。ともわれ、今年も無事、子育てができることを祈るばかりです。
私が所属している「NPO法人釧路やちの会」の社会貢献事業として、5/24に釧路湿原キラコタン岬の外来植物オオアワダチソウ駆除をおこないました。市民百名が参加、1時間30分にわたってオオアワダチソウの若葉を根から駆除したのですが、これがなかなか大変。根がライナーという地中で横に張っていて根こそぎ取るのはちょっと掘り返さなくてはなりません。キラコタン岬は先端が文化財指定地区なのですが、区域内にも外来植物は入り込んでいるようで、駆除作業は生態系維持のためにも欠かせません。
わが家の味噌はもう、30年ほど手作りでまかなっています。この時期に道内産の大豆を仕入れ、仕込みの作業を丸1日おこない。1年間寝かせると手作り味噌の出来上がり。一度食べるともうこれが一番。30年続いてきたのがなによりの証です。塩分控えめ生活ではありますが、様々な味噌料理を楽しみたいものです。
釧路湿原、阿寒・摩周の2つの国立公園をメインに、自然の恵が命にもたらす恩恵を体感し、自然環境における連鎖や共生の姿を動植物の営みをとおしてご案内します。また、アイヌや先人たちの知恵や暮らしに学びながら、私たちのライフスタイルや人生観、自然観を見つめ直す機会を提供することをガイド理念としています。