「凸凹日誌」カテゴリーアーカイブ

阿寒ブックフェアで『阿寒に果つ』にびっくり!

札幌ミュンヘンブックフェア
買う!(札幌ミュンヘン大通店)
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読む!渡辺淳一の恋人だった純子との物語
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行く!(旧釧北峠から阿寒湖を臨む、絶景)

釧路が本社で今や全国に展開する大手書店のコーチャンフォーとタイアップした阿寒ブックフェアが全道6店舗で開催しました。
今年で阿寒国立公園が指定80周年を迎えるため、我々の仲間で進めている阿寒クラシックトレイルのイベントをもっと幅広くPRする方法はないか、と検討の結果、本と旅をつなげたPRとしてブックフェアが発案されました。
皆で阿寒関連の本をリストアップしたところ、K子さんが真っ先に出したのが渡辺淳一の『阿寒に果つ』。釧路市街地出身の私には、阿寒湖温泉とこの小説のつながりは、あまりピンとこないのだけれども、地元の人にとっては結構、身近な記憶深い印象を残しているようでした。
未読だったので、さっそく読みはじめたところ、主人公の自殺箇所を知ってビックリ。今年の冬、そのK子さんに誘われていった旧釧北峠の中腹でした。その時は、松浦武四郎が阿寒湖から網走に向かったルートとしてのおもいしかなく、『阿寒に果つ』はノーマーク。
買って、読んで、行く。このフェアの目的そのもので、いろいろな阿寒文化に触れて、阿寒の現地にいって、その魅力を再発見してほしいとのおもいが、阿寒を愛してやまないK子さんには自然とそなわっていたのかもしれません。恐るべしK子!
貴方も、是非、ブックフェアに足を運んで、貴方ならではの阿寒を再発見してください。

釧路という異国

合併したときの観光コンセプトで「釧路という異国」のポスターやフレーズがいろいろなところで使われました。今日の気温は北見37度、音更37度、そして釧路市街地は13度。記録的な猛暑ではあるけれど、ほとんどトリプルスコア!
昨日、福岡のお客様をキラコタン岬にご案内した。ちょっと暖かな日ではあったけど、皆さん涼しさを満喫。日本の避暑地として釧路も定着しつつある。キラ・コタンとはアイヌ語で逃げる・集落という意味。災害や疫病、和人からの弾圧等々から逃げのびたアイヌのみならず、縄文の時代からキラコタンには逃げのびてきた人の痕跡がある。まさか猛暑から、という時代もあったかも。
冷涼な夏があってこその湿原だが、近年の温暖化はこの釧路にも今までとは少し違う夏を運んできている。もちろん、合併して音別、阿寒、釧路が一緒になったのだから、今日の阿寒=釧路は33度という言い方もありだけど…。鶴居の原野から雄阿寒雌阿寒をながめて釧路も広くなりました。

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新緑の釧路川を川下する幸せ

IMG_1339 IMG_1324阿寒の仲間と新緑の釧路川を川下りしてきました。塘路湖から細岡カヌーステーションまでの中流域です。塘路湖から阿歴内川を経由するのですが、桜木紫乃さんの『凍原』の死体発見現場が阿歴内川だったので、いつにない感慨がありました。そんな超個人的事情はさておき、柳や広葉樹の芽吹きと地味だけど味わい深い花を見ながら、川からだと野鳥も鹿もあまり逃げないで、さえずりの姿を見せてくれました。空を見上げれば、オジロワシが悠然と舞い、そこを併走するようにイワツバメ、クロスするようにアオサギが飛んでいきます。まさに、東西南北、冬と夏の交差点を見る重いです。途中に休憩で、コーヒーとスコーンでティータイム。近くにアオジ、遠くにカッコウを聴きながら、至福の時でした。

「花鳥風水阿寒紀行」第1弾は好天に恵まれ…

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エゾノウワミズザクラ
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阿寒川の上流で、カワガラス

花鳥風水阿寒紀行のモニターツアーを実施しました。好天の中、参加者の方が野鳥愛好家ということで、鳥中心のツアー行程で、国際ツルセンターのビオトープからスタート。はじめよければ…、ですが、いきなりカワセミ、ヤマセミのダブルショットで、1日で21種類のそれも、オールスター出演、親子競演といった華やかさです。チェックした鳥リストです。
カワセミ、ヤマセミ、セグロセキレイ、アオジ、ショウドウツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ
ムクドリ、ハシブトガラス、スズメ、コサメビタキ、カワラヒワ、カワガラス、トビ、オジロワシ
キジバト、オシドリ、カワアイサ、マガモ、ノビタキ、タンチョウ 21種+小型タカ?
私は、カワガラスの親子が最高でした。いつも会える鳥ですが、子育てぶりには感激しました。
旧網走山道には、エゾノウワミズザクラが満開。少し甘い香りと共に、しばらく楽しめそうです。本当に、春満開でした。

社印というものをはじめて作った

はじめて自営業になったので、社印をつくらねば、とおもい。知り合いのクラフト作家にお願いして完成したのがこれ。Craft ka2(クラフトカツ)さんは本当にセンスいいなぁ、と関心。ご夫婦で、彼は家具職人、彼女はクラフト作家で2ということ。今回は我が家の祖母が使っていた和装用の立て板を再利用して食器棚を彼に、社印を彼女に注文。どちらも大満足の出来でした。塘路の駅から5分くらい湖に向かう道に木造のしっくりしたお店があります。是非、お立ち寄りを。

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湿原に先人達の暮らしの痕跡を訪ねる

釧路湿原の周りには約5百におよぶ遺跡がある。縄文からアイヌ文化まで、年代の幅もひろく、人の住みやすい環境があったということか。
キラコタン岬の遺跡探訪勉強会に参加した。ちょっとした窪みが竪穴住居跡といわれても、なかなかピンとこないところが苦しいが、あらためて、人の住む環境というものを考えさせられた。水、食料確保、安全、交通アクセスなど、キラコタン岬には全てがそろっていたのであろう。この蛇行する川の風景も、秋には鮭がのぼり、丸木舟をつかった移動も容易、そして湧き水がある。アイヌ語に詳しい方の話では「キラ・コタン」は「逃げる・集落」という意味で、白糠にも同様な地名があるとのこと。何から逃げたのか、疫病か、津波か、和人の迫害からか…。風景の印象が、少し違って見えた。

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キラコタン岬先端からながめるツルワチナイ川支流のヘヤピンカーブ

北海道の春は季節が圧縮されて、エゾヤマザクラとチューリップが一緒に…

IMG_1024今日は釧路のエゾヤマザクラも満開となりました。北海道の季節のなかで、特に春は圧縮されてアッというまに過ぎていきます。今年は例年よりエゾヤマザクラの開花は早いようですが、芝桜やチューリップも咲き始めました。チューリップフェアという春のイベントがありますが、以前、その会場とエゾヤマザクラの名所である春採公園、オオバナノエンレイソウの群生地である武佐の森を結んでイベントバスを運行したことがあります。春爛漫ですが、今日はちょっと地味だがこちらも満開となった、ヤマモミジの花をアップします。歳のせいか、地味なものに目が行く今日この頃です。

大天使ガブリエルの青いマント

IMG_0887 私の住む美原地区には外周4.5kの散策路がある。野草園をつくっているグループがいて、この時期の楽しみのひとつだ。エゾエンゴサクは、春を告げる代表的な野草だが、今年もこんな感じで、小規模だがまことに美しい。倉本聰さんの「風のガーデン」では確か、大天使ガブリエルの青いマント、という花言葉を記憶しているが、主人公のお父上、『貞三先生の花言葉』では、「妖精たちの秘密の舞踏会」とある。どちらが、らしいか、悩ましい。
最近、外国人をご案内する準備で野草の英名を調べていたら、こちらは、Corydaris Tuber。さらにアイヌ語ではトマ(食用の塊茎部をさす)という。言語毎に名前を覚えるのは中高年の脳細胞には大変すぎる。名前を覚えればいいというものでもない。何といっても、エゾエンゴサクの白から青、時には紅青までの花色と様々な変化にとんだ花びら、こんなに多様な変化を見せる野草もめずらしいのでは。松浦武四郎も『久摺日誌』に紹介。ここでは黄色いエンゴサクも見たとある。じっくり美しさに浸りたいものだ。

これは何分咲き?

エゾヤマザクラぽっと押したらぱっと咲きそう
エゾヤマザクラぽっと押したらぱっと咲きそう

阿寒湖温泉へ仕事で往復、連休後半、春ウララの日和。上阿寒の農道縁のエゾヤマザクラ、まだ蕾だけれど、数輪の花も咲いていました。今年は少々早めではないでしょうか。これからエゾヤマザクラ、エゾウワミズザクラ、シウリザクラと、北国のサクラシリーズが続きます。

早春の湿原展望台

IMG_0576釧路市湿原展望台の遊歩道を視察もかねて1周してきました。フキノトウとフクジュソウがちらほら。サテライト展望台では、エゾアカガエルの鳴き声が湿原に響き渡り、カラ類とともにウグイスの初鳴きも聞いてきました。湿原のなかを目をこらしてみるとタンチョウの番が営巣しているのを確認。お客さんにもしばらくの間、タンチョウの子育てを見ていただけると思います。