長屋風ロンドン(パディントン)のB&B。同じつくりで名前だけ違うので最初は面食らう
宿泊は個人手配するときは《Booking.com》や《Expediaエクスペディア》を使う。英国のフットパスめぐりではB&Bやインといった民宿系の宿泊地を探したのだが確保が容易。ただ注意点というか、私の失敗例もご参照下さい。
宿泊設備の用件をよくチェックすること。特にトイレが共用か、部屋付けか。バスタブがあるか、ないか等、よくチェックすると書いてあるが、料金とか、雰囲気で決めると現場で後悔。特に歳をとるとトイレの共用は遠慮したい。また、音がうるさいとか、清掃が行き届いていないなどはクチコミ情報などをチェック。宿泊場所は大切な旅の要素でもあり、楽しみながら探すことができればこれに越したことはない。デザインホテルも楽しそう。
ちなみに当舎の選択優先基準は、立地(観光拠点又は駅)、価格(1室1万円前後)、トイレ付き(できればバスタブも)。
フリープランでは、価格に合わせて宿泊用件が揃ったホテルが用意されているが、低額商品について旅行代理店はホテルのグレードアップを提案してくる。「旅行価格のホテルは観光拠点から遠隔地の場合があります。立地のいいホテルにグレードアップしませんか」、これにはついグレードアップしてしまうのだが、後でホテルの料金を調べると相当な価格差。旅行代理店は宿泊のグレードアップや空港へのタクシー出迎え手配などで儲けているのがよくわかる。タクシー出迎えは1人当たりの価格設定(そもそも1人当たりが変)。通常、空港で1台利用時の2倍~3倍の価格。空港でタクシー(白タクはだめ)を拾うので充分安心。
ホテルは旅行シーズンによっては、高級ホテルが低価格で泊まれることもあるので、とても得した気分で宿泊できる。フランス・ベルギー・オランダを11月に旅したときは、全部個人手配だったがベルギーの三ツ星ホテルが1室8000円台だった。
もう一つ失敗例。宿泊の支払は現地カード払いだが、ベルギーのB&Bでカードの器具が不調だったのか、「後で請求します」「はい、わかったよ」。ということで帰国したらメールで支払先の銀行口座を知らせてきたので、支払手続きをしに銀行に出向いたら送金手数料が何んと5000円!。私の常識欠如。宿泊料が8000円くらいだったので、なんとか安い方法で送金できないか、検討したところ「ゆうちょダイレクト」の口座をつくって送金すると2000円ということで、この手続きに行き着くまでえらい苦労。ただ、「ゆうちょダイレクト」は郵貯口座同士の振込みが月5回まで無料、他銀行への振り込み手数料も低額ということで、当舎のメイン口座もこれを機に変更した、というおまけがついた。(ただでは転ばない)
支払はカード若しくは現金でも、必ず現地で済ますべし。(ただし、この分野日進月歩でPayPalやPaypayなど訳のわからない電子マネーが横行しているのでもっと簡便な方法があるのかもしれない)
英国チェルトナムのB&B。普通の民家の一室に泊まる感じ。
Innというスタイルで1階は居酒屋、2階が宿泊施設。(英国、チョッピングカムデン)
アムステルダムのユースホステル、縦150%拡大コピー。オランダ人はデカい!
1階の食堂。階高があるので広々としている。
ちょっと狭苦しいがアントワープ大聖堂(ルーベンスのキリスト磔刑図で有名)の隣という絶好の立地。行ってみたら共同トイレ、共同バス、ただし料金は1食付きで一人7千円くらい。安い!
ブリュッセルの三ツ星ホテル、8千円くらい破格料金。朝食代が高いので向かいのコンビニで。
必携図書はやはり『地球の歩き方』。あまり古いの買うの注意。
便利な時代である。インターネットで航空券、列車から宿泊先、施設入場券などいながらにして購入できる。初めての中国の時は、滞在地についてからホテルを探し、次の移動先への切符を買いに行き、場合によっては都市への移動許可を役所に手続きに行かなければならなかった。これだけで1日仕事。このプロセスも旅として楽しめなければ苦痛でしかない。
私の旅の必携図書は『地球の歩き方』。これに『マップル』や『るるぶ』などのグラフ系旅行雑誌を絡ませてリサーチ。加えてインターネット情報を加味して万全と思いきや、トラベルはトラブルの根源語、そうすんなりといかないところが旅の醍醐味というところ。
航空券は《トラベルコ》というサイトを使っている。格安航空券や海外ツアーなどよりどり見取り。今回のスペイン、イタリアはそれぞれバルセロナ、マドリッド、ローマというメジャーな観光地を巡る8泊10日間だったので、フリープランという航空券と宿泊がセットになっているものを購入した。
どんな航空券やツアーを選択するかといえば…、
- 移動時間が短い(出来るだけ直行便)
- 価格が安い(リーズナブルといったほうがいいかも)
- 行動時間が極端な時刻でない(早朝、深夜行動は避けたい)
お金がない若者が、欧州に行くには南回りのアラブ系エアか、ロシアのアエロフロート。でもこの歳になると10時間を越えるエコノミーでのフライトは苦行。直行便志向になる。これに加え、当舎は釧路在住なのでどうしても東京若しくは新千歳への事前移動をともなう。以前、英国に行ったときは新千歳発仁川乗換えのヒースロー着であった。韓国系エアも安くてサービスも悪くないが、連れは韓国の団体客のマナーに閉口してもう乗らないといっている。
今回のスペイン・ローマはローマ経由でアリタリア航空が安くて便利だった。イタリアは2回目だったが、いずれもアリタリア航空で、連れはこの航空会社のサービスポリシーが気に入らず(客を客ともおもわない労働者感覚)、もう乗らないの評価。なかなか難しい。
スペインにはイベリア航空というナショナルフラッグのエアがあって、直行便も週数回飛んでいるが、マドリッドのみでバルセロナはなし。帯に短し、たすきに長し。
私は、フィンエアが就航した新千歳とヘルシンキ便に注目。行きたい場所リスト上位のノルウェーのフィヨルドとアイスランド行きには最適だし、ヘルシンキはもっとも近い欧州で片道9時間。あとは価格と目的地への乗り継ぎ便のアクセス。なんとか路線を維持してほしいものだ。北海道民ももっと海外旅行しよう。
年をとって飛行機の長時間フライトで海外旅行を断念するご同輩も多いようだ。ビジネスクラスへのアップデートは私の旅スタイル財政編にはない。一度だけ、ダブルブッキングでビジネスシートにお世話になった。宝くじに当たった感覚。私の友人は日系のキャリアしか使用しないが、エコノミー旅行者にとっては日系エアも届かぬ夢ではあるが、《トラベルコ》の格安航空券上位にはなかなか現れない。いつかエコノミープレミアムには乗ってみたいなぁ。
いつでも、どこでもリュックサック派。だいたい30Lクラスで使い分け。
アリタリア航空にはもう乗らない、とは言いますがイタリアに行くには一番便利
空港でも時間があれば日記と領収書の整理
以前は新千歳直行便があったKLM。今度はフィンエアがヘルシンキと。
釧路湿原、阿寒・摩周の2つの国立公園をメインに、自然の恵が命にもたらす恩恵を体感し、自然環境における連鎖や共生の姿を動植物の営みをとおしてご案内します。また、アイヌや先人たちの知恵や暮らしに学びながら、私たちのライフスタイルや人生観、自然観を見つめ直す機会を提供することをガイド理念としています。