冬の釧路観光の目玉である「SL冬の湿原号」が今年も疾走しています。2000年からスタートし、今年は16年目。全道のSL運行が難しくなり、現在は釧網線のこのイベント運行のみだそうです。今日は快晴の日曜日だったので、久しぶりにSL撮影に出かけました。釧路川鉄橋周辺は多くのファンが集まり、鉄橋をわたるC11にシャッターの音が川面に響きました。塘路の二本松展望地まで追っかけの、にわかSLファンでした。
ガイド仲間と釧路湿原をスノーシューで散策
今日はガイド仲間と釧路湿原をスノーシューで散策。日和穏やか、上空にはオオワシやオジロワシが雄大に旋回し、雪原には動物たちの足跡が生物の鼓動を感じます。
野鳥の楽園で鳥三昧の2日間をエンジョイ+ガイド
2016根室バードランドフェスティバルのガイドスタッフとして1月30.31日参加してきました。前年が凄まじい吹雪で全てのガイドツアーが中止という試練をこえて、今年は快晴好天となり、全てのガイドツアーが催行されました。
私は港やハイド(観察小屋)巡りのツアーガイドで参加者の憧れの鳥などに出会うお手伝い役ですが、そこは自然が相手の世界、なかなかおもう様には行きません。
根室のバーダーの話では、今年は少し鳥の出がおもわしくないとのことですが、しかし、野鳥の楽園・根室らしく、オオワシやオジロワシなどのビックスターから、ユキホオジロ、ハギマシコ、チシマシギなどの名脇役、さらにはハイブリット(混血種)の珍客まで登場、期間中80種に及ぶ野鳥が観察されました。
メイン会場では物産や野鳥活動団体、メーカー、さらには講演会や地元ジャズバンド演奏、イベント等の催しも賑やかな2日間でした。
来年は10回目ということで関係者も張り切っています。是非、来年はご一緒したいですね。
なぜ、釧路市民はわずか76日滞在の啄木に縁があるのか?私も実は…。
明治41年1月21日、石川啄木は釧路の駅に下り立ちます。釧路新聞社の記者として76日間の短い期間ですが、釧路に滞在し、旺盛な執筆活動と小奴をはじめ幾人かの女性との交遊とともに短歌ものこします。こんな短期間にともいますが、そこが天才たるところ、多くの釧路人にも深い印象をのこし、今でも啄木を讃える活動が釧路は盛んです。
市内には25基を超える(正確な数がわかりません?)歌碑と記念公園や彫像、そして自ら勤務した釧路新聞社社屋が港文館(さながら啄木資料館です)として釧路川沿いに赤レンガ造りの佇まいをのこしています。
私は啄木には縁深く、行政マンだった時、港文館の建設や歴史通りの整備、啄木像の移設等にかかわったこともあり、その後も、啄木歌留多の製作やイベントにも参加させていただきました。
とりわけ、その縁を感じたエピソードは、東京出張の際、宿を決めていなかったので、文京区を散策しとある旅館に飛び込みで投宿した時、その旅館が、啄木が釧路を離れ、函館を経由して東京にやってきたときの滞在先だったことです。女将さんは、私の釧路での啄木とのかかわりをお話したら、大変喜んでくれ、旅館で建立した歌碑の拓本からおこしたオリジナルのお土産をプレゼントしてくれました。
5年ほど阿寒湖温泉で生活していたのこともあり、しばらくぶりにイベント「啄木雪明りのまち」に参加させていただきましたが、大変な盛り上がりを見せていました。地域のまちづくりグループや町内会、岩手県人会(啄木出生地)などが中心に輪を広げているとのことです。頼もしい限りです。
啄木の一人百首歌留多会もおこなわれていました。釧路にお越しの際は、釧路川フィッシャーマンズワーフMOO対岸の港文館にお立ち寄り下さい。釧路市民の啄木に対するおもいの一端に触れることができます。
昆布森漁港で手軽にバードウォッチングを楽しむ
釧路市から根室にかけての海岸線は「北太平洋シーサイドライン」と称して、断崖の海岸線に漁港集落が点在して風光明媚なエリアです。アイヌ地名に漢字を当てはめてるため、難解地名の宝庫でもあります。
たまに我が家から散策やバードウォッチングに出かけますが、冬は港や海岸で海鳥を手軽に観察できるところでもあります。特に、昆布森漁港はコンパクトな漁港ですが岸壁や堤防沿いに観察箇所があって、両岸の崖地にもワシ類を見る事ができます。今日は、釧路市よりの集落をご案内。
・又飯時(マタイトキと読みます)アイヌ語の意味は:海の背の荒いところ
・宿徳内(シュクトクナイ)意味:エゾネギの群生している沢