春のアルバム

■春(4~6月)のアルバム

長い冬の寒さも和らぎ、野鳥さえずりが春の訪れを告げます。冬鳥は去り、夏鳥がやってきますが、まだ、港には北へ帰る準備の水鳥たちが休みます。柳が芽吹き、薄茶色の湿原も徐々に野草の芽吹きとともに新緑の衣替えです。釧路の桜は5月中旬にやっと開花、一気に春の野草が次から次へと咲き誇ります。5月に入ると山菜もフキ、コゴミ、ゼンマイなど恵みの時期となり、アウトドアでの遊びも本格化します。6月には氷河期の遺存種たちが湿原に新たな命を繋ぎ、生物達も子育てに大忙しです。道東の春は冬が長い分をスピードアップして夏につなげます。

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これが新緑のキラコタン岬。6/上

 

釧路湿原、阿寒・摩周の2つの国立公園をメインに、自然の恵が命にもたらす恩恵を体感し、自然環境における連鎖や共生の姿を動植物の営みをとおしてご案内します。また、アイヌや先人たちの知恵や暮らしに学びながら、私たちのライフスタイルや人生観、自然観を見つめ直す機会を提供することをガイド理念としています。