10年来のつきあいになる香港の友人達と落石のネイチャークルーズに行ってきました。今の時期はなんといってもエトピリカです。繁殖でユルリ島周辺にやってきているのです。
さて、このクルーズを立ち上げたNさんと香港のネイチャーフォト愛好家と私はある縁でつながっておりました。10数年前、道東に英国からのバードウオッチャーを誘致してはいかがか、という話を当時、大手航空会社の英国旅行代理店社長だったNさんがお話に来ました。近年、世界からタンチョウやオオワシを見に多くの外国人が道東にやってきますが、その原動力になったのがNさんでした。根室と釧路の観光関係者や行政が英国の世界最大のバードウオッチングフェスティバルに参加し、その時の最初のパンフレットの表紙を飾ったのが香港の友人の写真でした。国際野鳥ガイドに転進し、落石ネイチャークルーズに多くの外国からのお客様を誘致しているNさんと香港の友人達と縁を振り返りながら海を見つめていたら、エトピリカの番が我々を迎えてくれました。人と人、人と自然の関係も持続可能な関係のためには、相互理解が必要ですね。