私は食いしん坊である。どんな食いしん坊かといえば、サラリーマン家庭で育ったが、両親が1次産業出身で親類にも畑作、漁師、酪農、畜産とほぼ食材供給側で育った食いしん坊である。
若い時、青果問屋でアルバイトをしていた時、バナナの色づけをした。今でもスーパーのバナナコーナーには吸いよされる。市役所では、最初の職場が経済部中央卸売市場(青果市場である)、次が水産課魚揚場(当時の釧路港は世界一の水産基地)、観光課でも物産協会の事務局長を兼務した。食べ物には縁があるのである。
昨年、北海道フードマイスター検定を受験。ガイドをめざして、様々な資格試験を受けたが、これが一番というか、唯一というか自信があった。しかし、なかなか世の中甘くない。栄養とか、産地とか、保存料理などなかなか学ぶことは多かった。幸いというか、不幸というか、観光勤務時代の暴飲暴食により、私は糖尿病患者になり、違った角度から、食にかかわる人生となった。食は深い、面白い、旨い! そんな凸凹マイスターのグルメレポート。ご愛読(食)を。↓フードマイスター食の現場へ