大雪山に高山植物を愛でに行ってきました。この時期、例年、体力トレーニングと高山植物に会いに赤岳から黒岳までの日帰り縦走をします。釧路市街からも高速道路が延伸され、大雪層雲峡まで約3時間で行くことができるようになり、早朝(といっても深夜ですが)に出発、夕方に帰ります。自分の体力と高山植物をほぼ定時観測していますが、体力は大目に見て、ほぼ横ばい、まだまだ大丈夫を確認。今年の高山植物は、とても残雪が多くて、大群落をつくるエゾノツガザクラ、チングルマ、エゾノコザクラが少々遅れ気味で少しさびしい印象でしたが、大雪固有種のホソバウルップソウの開花期にドンピシャで、久しぶりに砂礫地の植物群が満開の花園を堪能しました。いつもトップシーズンで賑わう時期ですが、今年は特に外国人、それも欧州からの方々が目立ちました。いずれもきとっとした装備だったので登山目的なのでしょうが、話をした方々は、皆、大雪の素晴らしさを絶賛していました。そりゃそうですよ、世界最高の高山植物群の「神々の遊ぶ庭(カムイ・ミンタラ)」なんですからね。