スプリングエフェメラルがやって来る(湿原の4月前半)~凸凹WABISABI自然ごよみ/6

エゾアカガエルの大合唱は3月下旬から4月中頃まで

平地の雪も融け、草花もチラホラ。最初はフキノトウをはじめ、早春の野草が芽を出します。
エゾアカガエルの合唱にあわせて、水辺にはミズバショウ。スプリングエフェメラル(春の妖精たち)の一番手はフクジュソウ。そしてエゾエンゴサク。その後にキバナノアマナの黄色い花やヒメイチゲの白い花が…。
中旬になると高層湿原には春一番のホロムイツツジやヤチヤナギが可憐で超地味な花を咲かせます。
北帰行の冬鳥たちはまだ居残り組もいて、湖沼にはオオハクチョウ、オオヒシクイ、キンクロハジロ、カワアイサ、ミコアイサなどが
帰りのタイミングを見計らっているようです。夏鳥はヒバリやハクセキレイ、オオジュリンが初便、その次がノビタキ、ベニマシコ、カワラヒワ、アオジたちが到着です。こんな感じで4月の前半が過ぎていきます。