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バードウォッチングのモニターツアーは大当たり!

タンチョウサンクチュアリは優雅な飛翔とデスプレイダンスが一杯

釧路の観光関係者が参加するバードウォッチングのモニターツアーのガイドをさせていただきました。冬の釧路のシンボルツアーとしてバードウォッチングを活かせないか検討する模擬1日ツアーです。
メインは何と言ってもタンチョウ、さらに世界のバードウォッチャー憧れのオオワシが東西両横綱です。初心者の方が多かったので双眼鏡を用意して、タンチョウのねぐらである音羽橋からスタート。この日は、ビギナーズラック(初心者の幸運)そのものの一日。タンチョウの飛翔ショー(ねぐらから飛び立つ姿を目の前で見る)にバッチリあたり、32年ぶりの珍客クロヅルにもご対面。展望台からは鹿の残滓に群れるオオワシ、オジロワシ。さらには今大人気のシマエナガというかわいい小鳥の群れも、眼の前で水遊びをはじめ、私もびっくり!
結局、24種類の野鳥に出会え、参加者も大満足、大喜びの一日でした。参加者には「こんな事は毎回のツアーでは期待できませんよ」と念押ししましたが、皆さんからは「やっぱりガイドが必要」とも言っていただき、あらためて自然ガイドの役割が少し伝わったかとおもうと嬉しく、有意義な一日となりました。

野鳥の写真は参加者の方から提供いただきました。

温泉卵を美味しくいただく傾向と対策

黄身は半熟、ツルッとむけずほろぼろになるが、旨い!

阿寒川源流部は両岸に湯壷が点在し、お客様を案内したときは温泉卵でのおもてなしがグルメのサプライズです。絶景や動植物を愛でながら自然の恵みをいただく、至福の時です。さて、いつも温泉玉を作ると殻がうまくはずれません。ネットでプロのゆで卵の作り方をチェックしてみました。わかったことがありました!
・常温で水から茹でる。(いつも、特に冬は冷蔵庫より寒いところからいきなり90℃くらいの湯壷にボーン!)
・沸騰したら中火で約10分弱。(湯壷がずっと沸騰中)
・お湯からあげて氷水で急冷するとツルっとむける。(川水につければよかったんだ!)

ということで、次回はツルっとむけて美味しい温泉卵をつくろう!

湯壷に卵をイン
約15分ほどでストックで取り出す
湯煙に包まれる阿寒川

自然の恵みをいただくアイヌの知恵

阿寒湖畔ボッケ散策路で樹木観察

阿寒の森を管理している前田一歩園のアイヌ文化と自然共生のスペシャルツアーに参加。森で、キタコブシ、キハダ、ホオノキのお茶で温まり、ポッチャイモというアイヌの日常食の調理実習。自然のちょっと深い楽しみ方をアイヌ文化に学びました。

釧路湿原の冬の散策コースをさがして

冬の散策メニューは今年からはじめました。もっと魅力的なルートづくりのために釧路湿原周辺の調査をしています。
冬の自然散策の魅力作りはさまざまですが、スノーシューで普段歩けないルートを自由に歩くことが出来るのが一番。
さらに、魅力を紹介すると…
①アニマルトラッキング:動物の足跡観察。私はエゾシカの足跡をたよりにルートを選んだりもします。
②野鳥観察:釧路湿原は夏鳥が一番多いので、冬は最適シーズンではないのですが、冬は鳥を見つけやすいし、冬ならではの魅力的な野鳥が充実。
③冬芽観察:樹木の冬芽を観察する少し通好みのメニュー。
④湿原の湧き水観察:冬でもこんこんと湿原に水を供給している湧き水を観察。湿原ならではの魅力。
というわけで、皆さんも是非、冬の湿原をご一緒しませんか?

釧路湿原足跡図鑑

散策路にキツネ(左)とタンチョウ(右)の足跡。皆と仲良く1年頑張りましょう!

冬の釧路湿原をスノーシューで歩くといろいろな足跡に出会います。そんな足跡を集めてみました。さて、何種類分かるかな?