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湿原、夏の風景

展望台から鶴居軌道を回って約5kの道のり

ガイドの下見で展望台周辺の遊歩道を散策。初夏の風景のなかで息づく動植物に目を奪われました。森に響き渡るエゾハルゼミの大合唱、子育てに大わらわの親子タヌキ、子離れを促すアカゲラ、久しぶり湿原の貴婦人クシロハナシノブとの再会、懸命なさえずりを奏でるコヨシキリ。一瞬の夏です。

脱皮の抜け殻が森のあちらこちらに、エゾハルゼミの大合唱。
まだ相手が見つからないのか、絶叫に近いコヨシキリのさえずり
湿原の貴婦人クシロハナシノブもお目にかかれるのはこのコースだけ。
響き渡るアカゲラの威嚇、子離れの儀式?
子どもは6匹、木道の下で子育てをするエゾタヌキ

阿寒ハイキングで光の森と地元グルメを堪能

150名ほどの参加者でガイドも大変でした

阿寒湖スキー場を会場に、光の森散策と地元グルメの人気イベントに参加し、ガイドをしました。快晴で、北海道フラワーソンにも参加し23種の開花を確認。特に数十年に1回開花というミヤコザサ、クマイザサの花を見ました。

主催の阿寒商工会青年部長の安井さん
北海道の桜最終便はシウリザクラ
スキー場に咲くミツバツチグリ
スミレはスミレ
樹齢8百年のカツラの前でパチリ!
散策後のバイキングは大賑わい
ギョウジャニンニク、エゾシカ、阿寒ポーク、虹鱒ちゃんちゃん、ロブスター、ヒメマスご飯…!
阿寒湖のウチダザリガニとマリモは姿を替えてグルメに変身!

阿寒摩周国立公園に名称が変わっても…?

阿寒摩周と言ったほうが響きがいいね。

「課題は交通網」ということで…。
4月に英国湖水地方を旅した時は、現地ガイドのミニバンで半日ツアーに参加。諸外国の観光地の着地型旅行としては、ガイドが運転して移動するツアーは定番です。そろそろ我が国も国際標準の観光地を目指すのであれば、増加がすすむ海外個人旅行観光向けにこの手の移動手段を解禁することも考える時期なのでは…。
先の国会で通訳案内の規制緩和で資格がなくても外国語案内が可能になりました。質を確保するために東北海道の釧路、根室、オホーツク総合振興局では、地域の通訳ガイド資格を検討(素晴らしい取り組み)しているところです。
そろそろ、2種免許を取得し、地域の通訳ガイド資格を保有する者には自家用車による有償ガイドの規制緩和を検討すべきではないでしょうか。東北海道はなにより自然が最高の観光資源です。景観だけでなく自然観察やトレッキングなどガイドの案内で旬の魅力に触れ、さらにはガイドが自然を守りながらお客様に国立公園で楽しんでいただく、これぞ一石二鳥。課題解決の一方策として「自家用車による有償ガイド」制度の可能性を検討課題に。

湖水地方の現地ガイドによる半日ツアーに参加した
人も車もとおる道、狭い道なのでガイド車両はゆっくり走行

十勝でも武四郎の足跡研究

とにかく詳細な追跡で武四郎の記録の検証をしている

松浦武四郎記念館の関係者の方から十勝で活動しているトカチルゥチシを歩く会の活動記録をいただきました。こういう活動をつないで武四郎の足跡をフィールドワークする活動の連携ができたらいいなぁ、とおもいました。

十勝日誌や手控(てびかえ)を詳細に分析追跡した検証がすごい!
旭川出身で在上富良野の芸術家山谷啓司さんがメインの活動
旭川上川から十勝連峰山麓を峠越えして十勝までいたる経路

フキの旬がやってきました。

こんなところにある葉柄の青いのが良質です

フキの旬ですね。
この時期、ガイドをしていると皆さんフキの大きさに感動します。解説としてはこんな話をします。

・北海道のフキは染色体が2倍体(通常3倍体)で巨大化?1~2m、ラワンフキは3mくらいのものも。
・葉柄(ようへい)という葉の付け根を食べる。熊も大好き。
・種名はアキタブキ。6月中旬収穫。
・ラワンブキは足寄町特産で北海道遺産
・松山千春と鈴木宗男の故郷
・普通のフキよりカルシュウム、マグネシウムなどのミネラル豊富
・お客さんに北海道のフキの風味を楽しんでもらうためアンゼリカを作る。
・西洋のお菓子に使う砂糖煮の食材でセイヨウトウキの代表品で日本ではフキを使った。

北海道フードマイスターのコンセプトは「北海道を知ろう、学ぼう、伝えよう!」なんだけど、何と言っても食べるのが一番。フキのアンゼリカをお客さんに楽しんでもらおう!ということで、今年も沢山作りました。

大きいフキを半割して砂糖でじっくり煮込みます
煮詰まって乾燥し、白い粉を噴出すとすばやく取り出す。ここが難しい
今年は更新試験、無事合格しました