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社印というものをはじめて作った

はじめて自営業になったので、社印をつくらねば、とおもい。知り合いのクラフト作家にお願いして完成したのがこれ。Craft ka2(クラフトカツ)さんは本当にセンスいいなぁ、と関心。ご夫婦で、彼は家具職人、彼女はクラフト作家で2ということ。今回は我が家の祖母が使っていた和装用の立て板を再利用して食器棚を彼に、社印を彼女に注文。どちらも大満足の出来でした。塘路の駅から5分くらい湖に向かう道に木造のしっくりしたお店があります。是非、お立ち寄りを。

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湿原に先人達の暮らしの痕跡を訪ねる

釧路湿原の周りには約5百におよぶ遺跡がある。縄文からアイヌ文化まで、年代の幅もひろく、人の住みやすい環境があったということか。
キラコタン岬の遺跡探訪勉強会に参加した。ちょっとした窪みが竪穴住居跡といわれても、なかなかピンとこないところが苦しいが、あらためて、人の住む環境というものを考えさせられた。水、食料確保、安全、交通アクセスなど、キラコタン岬には全てがそろっていたのであろう。この蛇行する川の風景も、秋には鮭がのぼり、丸木舟をつかった移動も容易、そして湧き水がある。アイヌ語に詳しい方の話では「キラ・コタン」は「逃げる・集落」という意味で、白糠にも同様な地名があるとのこと。何から逃げたのか、疫病か、津波か、和人の迫害からか…。風景の印象が、少し違って見えた。

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キラコタン岬先端からながめるツルワチナイ川支流のヘヤピンカーブ

春の阿寒らしいバードウォッチングといえば…

野鳥観察が趣味の釧路のお客様を案内するため、事前下見で阿寒へ。草原から川沿いに国道を北上し、林道を通って阿寒湖温泉までのバードウォッチングと野草観察。エゾヤマザクラは、阿寒本町周辺ではほぼ終わっていたが、湖畔ではまだ健在。標高差約4百mの違いは大きい。さて、草原のタンチョウに見ほれ、川沿いにはいつものカワガラス、ちょっと意外なカワアイサのつがい、山道ではエゾライチョウとミヤマカケスが何を捜しているのやら…。写真にはならなかったけど、小心者のヤマセミにも久しぶりに会えて、春の阿寒らしい主役級が揃ったバードウォッチングでありました。本番でもこのくらい登場してくれたらありがたい。

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貯食先がミヤマカケス
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林道を悠々とエゾライチョウ♂
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つがいではなく、親子かな?でも…。
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つっぱりの若夫婦カワアイサ
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いつでも登場、カワガラス

北海道の春は季節が圧縮されて、エゾヤマザクラとチューリップが一緒に…

IMG_1024今日は釧路のエゾヤマザクラも満開となりました。北海道の季節のなかで、特に春は圧縮されてアッというまに過ぎていきます。今年は例年よりエゾヤマザクラの開花は早いようですが、芝桜やチューリップも咲き始めました。チューリップフェアという春のイベントがありますが、以前、その会場とエゾヤマザクラの名所である春採公園、オオバナノエンレイソウの群生地である武佐の森を結んでイベントバスを運行したことがあります。春爛漫ですが、今日はちょっと地味だがこちらも満開となった、ヤマモミジの花をアップします。歳のせいか、地味なものに目が行く今日この頃です。

大天使ガブリエルの青いマント

IMG_0887 私の住む美原地区には外周4.5kの散策路がある。野草園をつくっているグループがいて、この時期の楽しみのひとつだ。エゾエンゴサクは、春を告げる代表的な野草だが、今年もこんな感じで、小規模だがまことに美しい。倉本聰さんの「風のガーデン」では確か、大天使ガブリエルの青いマント、という花言葉を記憶しているが、主人公のお父上、『貞三先生の花言葉』では、「妖精たちの秘密の舞踏会」とある。どちらが、らしいか、悩ましい。
最近、外国人をご案内する準備で野草の英名を調べていたら、こちらは、Corydaris Tuber。さらにアイヌ語ではトマ(食用の塊茎部をさす)という。言語毎に名前を覚えるのは中高年の脳細胞には大変すぎる。名前を覚えればいいというものでもない。何といっても、エゾエンゴサクの白から青、時には紅青までの花色と様々な変化にとんだ花びら、こんなに多様な変化を見せる野草もめずらしいのでは。松浦武四郎も『久摺日誌』に紹介。ここでは黄色いエンゴサクも見たとある。じっくり美しさに浸りたいものだ。