「凸凹日誌」カテゴリーアーカイブ

6月の阿寒の山で…

新緑の空を見上げる八百年カツラ
新緑の空を見上げる八百年カツラ

今年は例年になく雪が多かった阿寒ですが、6月に入って山はどんな感じでしょう。6月7日に行われる「阿寒ハイキング&バイキング」の下見に阿寒の森を歩いてきました。やはり多雪の影響か、森の中やスキー場などでは早春を飾るヒメイチゲなどがやっと開花、新緑の草花が木漏れ日を浴びて春を満喫しているようでした。釧路への帰路に例年、ショウドウツバメのコロニーが出来る土手に寄って見ると今年もやってきていました。ここは土砂採取場なんですが、いつもショウドウツバメの繁殖期間は採取をしていないようで、所有者の善意なんでしょうか。ともわれ、今年も無事、子育てができることを祈るばかりです。

 

釧路湿原の外来植物駆除のイベントに参加しました

kirakotan02-20150523

私が所属している「NPO法人釧路やちの会」の社会貢献事業として、5/24に釧路湿原キラコタン岬の外来植物オオアワダチソウ駆除をおこないました。市民百名が参加、1時間30分にわたってオオアワダチソウの若葉を根から駆除したのですが、これがなかなか大変。根がライナーという地中で横に張っていて根こそぎ取るのはちょっと掘り返さなくてはなりません。キラコタン岬は先端が文化財指定地区なのですが、区域内にも外来植物は入り込んでいるようで、駆除作業は生態系維持のためにも欠かせません。

トヨタグループと道新の企業メセナでもあります。
トヨタグループと道新の企業メセナでもあります。
これがオオアワダチソウです。細葉で互生。
これがオオアワダチソウです。細葉で互生。
キタキツネも様子を見に来ました
キタキツネも様子を見に来ました
結構な収穫量です。少しは環境改善したかなぁ。
結構な収穫量です。少しは環境改善したかなぁ。

 

 

 

 

 

私たちの旅スタイル~東北(飛島・出羽三山・山寺)

飛島は主に東南アジアで越冬した野鳥が繁殖のため北方圏で向かう途中に立ち寄る山形県沖の島です。
飛島は主に東南アジアで越冬した野鳥が繁殖のため北方圏で向かう途中に立ち寄る山形県沖の島です。

あまり特別なことはないのだけれど、私達の旅スタイルを今回の5泊6日東北旅行でご紹介します。
今回の旅の目的は、仕事も兼ねて山形県日本海の飛島(とびしま)という渡り鳥の中継地で根室の仲間と一緒に、バードウォッチャー達に道東を宣伝することです。そして、山好きとして出羽三山(羽黒山、湯殿山、月山)巡りと山寺(立石寺)参詣をあわせた旅です。

飛島へは酒田港からフェリーで1時間15分ほど。けっこう欠航する。
飛島へは酒田港からフェリーで1時間15分ほど。けっこう欠航する。

1)いろいろな乗り物に出会う旅:離島や山などけっしてメジャーではない処を廻るにはおのずと交通手段をどうアレンジするかが課題です。ネットの検索サイトは本当に役に立つ。今回も、自家用車(釧路→新千歳空港)、飛行機(新千歳→秋田空港)、列車(ローカル線、新幹線、夜行急行等)、レンタカー、路線バス、連絡船を取り混ぜての旅。移動する楽しさを満喫しました。

 

※今回の教訓:離島観光を取り入れる場合はスケジュールや予約はあまりかっちりとしないこと。今回も飛島の帰り便が欠航になり、その後の予約変更を余儀なくされるところでした。事前のカード決済も慎重に。

無料循環バス。観光地での現地サービスもチェック。私たちはリュックが基本。
無料循環バス。観光地での現地サービスもチェック。私たちはリュックが基本。
飛島は南北2kmほどの小さな島で無料自転車で移動
飛島は南北2kmほどの小さな島で無料自転車で移動
今回は空路で東北入り、陸路で帰る、久しぶりの急行ハマナス
今回は空路で東北入り、陸路で帰る、久しぶりの急行ハマナス

 

 

 

 

 

 

 

2)どこに泊まる?:宿泊はネット予約が中心ですが、あまりこだわりがないので、易くてコストパフォーマンスのよいビジネスホテルもよく使う。山などは選択肢のない場合がほとんどなので、多種多彩の宿泊環境を楽しむ余裕も必要。まだ宿坊体験がないので是非次回は。

※今回の教訓:安くてよい、という姿勢もほどほどに。古いものが好きだけど、古いと汚いは違いますよね。

青えんどうの色鮮やかな「ずんだ餅」
青えんどうの色鮮やかな「ずんだ餅」

3)何を食べる?:美味しいものは人に聞く。美味しい食事に出会った時は作った人にそれを伝え、あわせたグルメ情報を引き出す。飛島は漁業8割、観光2割で2百人ほどの離島。宿食には島ならではのものもあり女将さんに解説いただく。他の島では食べないが飛島では食べる海草もあり、風土はフードなんだなぁ。

※今回の教訓;シティーホテル利用時は街食なので、山形市では郷土料理屋さんへ。全国チェーンの居酒屋ではなくて、地元ならではのリーズナブルな料理店を探すのはなかなか難しいが、今回は当り。山菜をたっぷりいただき、料理人からは嬉しいサービス品も。「これは何」とか「旨い!」とか、声がけが大事。こういう店では、メニュー品より、予算をしめしてお任せしたほうがいいかも。「どちらから?」「北海道です」「へぇ~!」。
こういうときは北海道に生まれてよかった、とおもう。

山形名物「板そば」これで1人前だが2人分あり。
山形名物「板そば」これで1人前だが2人分あり。
山菜の時期で、タケノコが旬の味わい
山菜の時期で、タケノコが旬の味わい
糖尿病の私には嬉しいおやつ「力こんにゃく」
糖尿病の私には嬉しいおやつ「力こんにゃく」

 

 

 

 

 

 

こちらは蕎麦ではなくて、「麦きり」といううどんに近い名物
こちらは蕎麦ではなくて、「麦きり」といううどんに近い名物
デパ地下の店じまいセールで地元惣菜を半値ゲット。これが夕食の場合も
デパ地下の店じまいセールで地元惣菜を半値ゲット。これが夕食の場合も

 

 

 

 

 

 

飛島ではさっそくバードウォッチング、滞在中30数種類を確認。
飛島ではさっそくバードウォッチング、滞在中30数種類を確認。

4)何を楽しむ:私たちのような自然好きには、何処に行っても、その土地や時季の野鳥、野草、樹木などに会えるので、旅先で珍しい(私たちにとって)ものに出会った時の記憶は、その旅を印象付ける。今回の飛島は残念ながら野鳥はあまり豊作ではなかったのだが、野草や常緑広葉樹林なども会わせて充分魅力を堪能できた。羽黒山参道ではアカショウビンの囀りに聞ほれた。小さな双眼鏡を是非、旅の携帯品に。

※今回の教訓:酒田市のアートは充実。土門拳記念館と酒田市美術館はいずれも市立で10万都市でよくぞここまでという造り。さらに美術館では有元利夫の回顧展開催中で、ラッキー!
旅先でのアートチェックも忘れずに。思わぬ幸運に巡りあることもあるかも。

 

樹を見て文化に浸る、羽黒山参道と五重塔
樹を見て文化に浸る、羽黒山参道と五重塔
湯殿山神社の本宮はこの先。写真撮影禁止であるがゆえに期待ふくらみました。ご神体は酸化鉄で赤褐色の巨岩。
湯殿山神社の本宮はこの先。写真撮影禁止であるがゆえに期待ふくらみました。ご神体は酸化鉄で赤褐色の巨岩。
羽黒山2千、山寺1千、往復6千の石階段を歩く。
羽黒山2千、山寺1千、往復6千の石階段を歩く。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、何時もお客様の立場でご案内できるガイドになるために、年に1度は、観光客として各地におもむくのも修業の一つであります。

新しい弟子屈に出会う

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「温故知新」という骨董店が川湯駅前にこっそりOPEN

弟子屈・川湯は阿寒国立公園に含まれるが、どうも本家は阿寒湖、分家は屈斜路・摩周という印象がある。弟子屈の住民の方々には、腑におちないおもいが深いのではないか。昔から国立公園の名称変更の提案はあったようだが、この度はその動きが本格化しているようだ。
阿寒・摩周国立公園になるようだが、3大カルデラが由来とすれば「屈斜路」がどうなった、ということになるが、そこはそれなりの理由がつくのだろう。
阿寒・屈斜路・摩周国立公園が筋ではないか、とおもいつつ、やっぱり一般的には阿寒・摩周国立公園がしっくりいく。命名理由がどうなるのか、そちらの方に関心が行くのは悪趣味であろうか。
さて、ゴールデンウィークの道東は、賑やかな各地の観光地からははずされた印象がある。やっぱりアウトドアには少し寒すぎ、案の定、冬の痕跡が今年は特に随所に残っている。
ということで、行く冬、来る春が交差する弟子屈・川湯の印象フォトスケッチです。あたらしい弟子屈もいいね。

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「PANAPANA」から「森のホール」への延長上に「温故知新」という斜め45度の変則ゴールデンライン
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抜群のコスパの生活骨董があるぞ!
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5/2のキタコブシ。相当気の早いマグノリア。
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豪雪の爪跡。第三展望台は柵崩壊にて通行止め。迅速な対応を。
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スニーカーに残雪、弟子屈の春~
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「森のホール」のランチスィーツにマンゴーがあった。弟子屈の新しい味。これをランチに使う「森のホール」は凄い!
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弟子屈を流れる釧路川にキセキレイ、手前の岸にはハクセキレイ。ここは上流か、中流か、悩む。
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新緑のオオウバユリ。美味しそうだが…、食べた人はいるんだろうか?

新しい旅スタイルの提案「スロウな旅」

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北の新しい生活スタイルを紹介している雑誌「スロウ」から、新しい旅スタイルの雑誌「スロウな旅 北海道」が創刊されました。その記念する初刊に、阿寒クラシックトレイルが紹介されています。
ガイドが案内する旅というテーマなので、私のクスリ凸凹旅行舎がメインになっています。阿寒クラシックトレイル研究会ですすめているイベントなのでちょっと心苦しいです。綺麗な表紙で書店でも目に付きます。是非、お手にとってご覧下さい。
ちなみに「スロウ」本体の次号にも取材報告が掲載されます。こちらは前田一歩園の森づくりが鎌田記者の素敵な文章で紹介されます。お楽しみに。
今年の阿寒クラシックトレイルは9月末から10月末までの間に連続イベントで「里の道」「川の道」「山湖の道」を開催予定です。
今年も晴れるといいね。

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家族にはいきなりジジくさい、と言われました。
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いい写真があるね。本当に雄阿寒を眺めながらのカヌーはいいね。
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研究会のメンバーも登場!しぶいですね。
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峠越えで山湖(雄阿寒岳と阿寒湖)が見えると昔の旅人の気持ちにシンクロします。