早春の水のカムイトレッキング。津別ノンノの森から阿寒・湖北の森までの約10km。オホーツクに注ぐ津別川流域から分水嶺を越え、太平洋に注ぐイベシベツ川流域をゆく水のカムイの道(ルゥ)。クマやリス、ウサギたちと仲間のスノーシューの足跡競演。まっこと見事なエゾマツやダケカンバの森を抜け、眼下に愛でるパンケトー、遠望すれば神々しく陽光に照らされる阿寒湖。お金はなくとも、自然堪能に関しては間違いなく富裕層な、わ・た・しの一日。
「旅のレシピ」カテゴリーアーカイブ
バードウォッチングのモニターツアーは大当たり!
釧路の観光関係者が参加するバードウォッチングのモニターツアーのガイドをさせていただきました。冬の釧路のシンボルツアーとしてバードウォッチングを活かせないか検討する模擬1日ツアーです。
メインは何と言ってもタンチョウ、さらに世界のバードウォッチャー憧れのオオワシが東西両横綱です。初心者の方が多かったので双眼鏡を用意して、タンチョウのねぐらである音羽橋からスタート。この日は、ビギナーズラック(初心者の幸運)そのものの一日。タンチョウの飛翔ショー(ねぐらから飛び立つ姿を目の前で見る)にバッチリあたり、32年ぶりの珍客クロヅルにもご対面。展望台からは鹿の残滓に群れるオオワシ、オジロワシ。さらには今大人気のシマエナガというかわいい小鳥の群れも、眼の前で水遊びをはじめ、私もびっくり!
結局、24種類の野鳥に出会え、参加者も大満足、大喜びの一日でした。参加者には「こんな事は毎回のツアーでは期待できませんよ」と念押ししましたが、皆さんからは「やっぱりガイドが必要」とも言っていただき、あらためて自然ガイドの役割が少し伝わったかとおもうと嬉しく、有意義な一日となりました。
野鳥の写真は参加者の方から提供いただきました。
温泉卵を美味しくいただく傾向と対策
阿寒川源流部は両岸に湯壷が点在し、お客様を案内したときは温泉卵でのおもてなしがグルメのサプライズです。絶景や動植物を愛でながら自然の恵みをいただく、至福の時です。さて、いつも温泉玉を作ると殻がうまくはずれません。ネットでプロのゆで卵の作り方をチェックしてみました。わかったことがありました!
・常温で水から茹でる。(いつも、特に冬は冷蔵庫より寒いところからいきなり90℃くらいの湯壷にボーン!)
・沸騰したら中火で約10分弱。(湯壷がずっと沸騰中)
・お湯からあげて氷水で急冷するとツルっとむける。(川水につければよかったんだ!)
ということで、次回はツルっとむけて美味しい温泉卵をつくろう!
「山湖の道」新ルートを探索しました。
阿寒クラシックトレイルの「山湖の道」は、現国道から峠越えをして阿寒湖畔に至る先人達が歩いた道です。今回、武四郎の日誌に沿って、新たなルートを探索してきました。その昔、道はケモノ道からはじまり、アイヌの狩に使った道、そして先人たちの交通路として変遷し、近代以降、産業道路から観光生活道路への変化しています。よって、現在のマリモ国道のおおくは古道と重複しているのですが、峠越えは迂回して現在の国道が整備されています。今回は、この直登するルートを歩いてみようとおもい、事前の下見です。そこには、武四郎が野帖に記したそのままの景色が確認できました。本番は10月29日です。乞うご期待。
不帰ノ劔(かえらずのけん)から帰ってきました
後立山連峰を唐松岳から白馬岳まで、不帰ノ劔(かえらずのけん)を通過して縦走してきました。ここ数年来、日本アルプスの主要縦走路を歩いてきましたがとりあえず予定の経路を無事登り終えました。今回は色々な気象条件があり、実施可否の判断も難しかったですが、それもまたいい経験になりました。疲れをとりつつ、阿寒クラシックトレイル「里の道」の準備です。天気はよさそうです。一緒に歩きましょう!