「極東野鳥ノート」カテゴリーアーカイブ

わが舎の庭の小鳥たち

わが舎の庭にはかつて冬だけ餌台をおいていた時期があって、約20種の野鳥が観察できた。道路一本外側はもう湿原なので色々な野鳥を楽しんでいた。その後、ネズミなどが出没するので餌台は取り止めにしたが、それでも庭木のバラやオンコの実を採餌する野鳥の四苦八苦の様子が見ることができる。これはこれで、結構楽しめる。

小鳥人気No.1のシマエナガです。北海道のはエナガの亜種で白い顔が愛らしい。
図体は大きいが気が弱いツグミ。
執念のヒヨドリ。性格が表れている。
今年はシマエナガの当たり年?結構な群れが行き来する
気が強いシメの雄。雌が少し表情がやさしい。

英語ガイド研修in春国岱

 

英語でガイドしてます。本当ですよ!

根室で英語ガイド研修。春国岱で英語ガイドしました。ユキホオジロの百羽ほどの群れに出会い、参加者興奮。私といえば頭は英語とユキホオジロで混乱状態。写真も撮れず。英語で言えば、It is difficult for me to do two ways birdwatching and speaking english at the same time.

英語でガイド中、ユキホオジロの群れも目にはいらず?!
新谷講師と同級生の高野さん、ネットと座学、現地研修の3本立てです
春国岱はラムサール登録湿地で年間約320種の野鳥が確認されている野鳥の楽園です。
受講者が交代で英語ガイドです
ユキホオジロが空を舞う。 Snow buntings are flying in the sky.
野鳥ハイドで昼食。ヤキトリ弁当です!?
市民の森ハイドは60種類ほどの野鳥が記録されています

 

旅の予習、旅の復習。

 

図書館の蔵書は少し古過ぎて…
図書館の蔵書は少し古過ぎて…

今年のわが舎の研修旅行は黒部峡谷の水平歩道トレッキング。戦後、日本の電力開発を切り開いた人々の自然との壮絶な格闘の現場である。吉村昭著『高熱隧道』には、その修羅場が見事に活写されている。旅の予習である。
図書館で再読のため『高熱隧道』をさがしていたら、同著者の『ふぉん・しいぽるとの娘』を見つけた。シーボルトは江戸時代、日本の動植物や民俗性を欧州に伝えたドイツ人。今年、没後150年を記念して、ミュンヘンのシーボルトのコレクションが採集元の日本に里帰りする展覧会が東京でおこなわれている。研修旅行に展覧会鑑賞も追加した。シーボルトが紹介した日本の動植物の学名にはシーボルトの名前が付けられているものが多い。先日、バードウォッチャーのお客様を白糠刺牛の海岸にご案内した。ここはアオバトの繁殖地で多くのアオバトが岩礁に海水を飲みにやってくる。この珍しい習性をもつ日本周辺にしか生息しない野鳥の学名Treron sieboldiiにも同氏の名前が記されている。ひょんな巡り会わせから、旅の予習と復習の楽しみがうまれる。

全国各地で来年まで巡回展が予定されています
全国各地で来年まで巡回展が予定されています
白糠には5月に来て、10月には去っていくとのこと
白糠には5月に来て、10月には去っていくとのこと

メジロ子育て繁盛記~ちょっと悲しい旅立ちでした~

これが最後のヒナのショットです。
これが最後のヒナのショットです。

ついにメジロ一家は我が庭を旅たって行きました。6月4日に孵化したと思われるので6月15日の朝からまったく気配がなくなったので12日目です。実は、前々日から、巣から出てオンコやナナカマド、カエデなどの庭の他の木で生活し始めていたのですが前日、カラスに襲われヒナ1羽があっというまに獲られてしまいました。野生の力が目覚めたのでしょうか、その後、俄然、ヒナの飛び方も活発になり、翌日には親子揃って安全な処へ旅立ったようです。襲われたところを間近で見た連れはショックと、さらにファミリーが姿を消したことで喪失感におそわれています。ただ、元気に育ってくれることを祈るばかりです。12日間、楽しませてくれました。

少し暮らしの残骸が残っています
少し暮らしの残骸が残っています
巣は直径7センチ、深さ5センチでとても小さいけど暖かそうです
巣は直径7センチ、深さ5センチでとても小さいけど暖かそうです
巣から出たヒナたちは周りの庭木で親から餌をもらっていました
巣から出たヒナたちは周りの庭木で親から餌をもらっていました
雨に打たれながらもヨチヨチ枝づたいに移動
雨に打たれながらもヨチヨチ枝づたいに移動