「花鳥風水」カテゴリーアーカイブ

6月の阿寒の山で…

新緑の空を見上げる八百年カツラ
新緑の空を見上げる八百年カツラ

今年は例年になく雪が多かった阿寒ですが、6月に入って山はどんな感じでしょう。6月7日に行われる「阿寒ハイキング&バイキング」の下見に阿寒の森を歩いてきました。やはり多雪の影響か、森の中やスキー場などでは早春を飾るヒメイチゲなどがやっと開花、新緑の草花が木漏れ日を浴びて春を満喫しているようでした。釧路への帰路に例年、ショウドウツバメのコロニーが出来る土手に寄って見ると今年もやってきていました。ここは土砂採取場なんですが、いつもショウドウツバメの繁殖期間は採取をしていないようで、所有者の善意なんでしょうか。ともわれ、今年も無事、子育てができることを祈るばかりです。

 

新しい弟子屈に出会う

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「温故知新」という骨董店が川湯駅前にこっそりOPEN

弟子屈・川湯は阿寒国立公園に含まれるが、どうも本家は阿寒湖、分家は屈斜路・摩周という印象がある。弟子屈の住民の方々には、腑におちないおもいが深いのではないか。昔から国立公園の名称変更の提案はあったようだが、この度はその動きが本格化しているようだ。
阿寒・摩周国立公園になるようだが、3大カルデラが由来とすれば「屈斜路」がどうなった、ということになるが、そこはそれなりの理由がつくのだろう。
阿寒・屈斜路・摩周国立公園が筋ではないか、とおもいつつ、やっぱり一般的には阿寒・摩周国立公園がしっくりいく。命名理由がどうなるのか、そちらの方に関心が行くのは悪趣味であろうか。
さて、ゴールデンウィークの道東は、賑やかな各地の観光地からははずされた印象がある。やっぱりアウトドアには少し寒すぎ、案の定、冬の痕跡が今年は特に随所に残っている。
ということで、行く冬、来る春が交差する弟子屈・川湯の印象フォトスケッチです。あたらしい弟子屈もいいね。

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「PANAPANA」から「森のホール」への延長上に「温故知新」という斜め45度の変則ゴールデンライン
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抜群のコスパの生活骨董があるぞ!
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5/2のキタコブシ。相当気の早いマグノリア。
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豪雪の爪跡。第三展望台は柵崩壊にて通行止め。迅速な対応を。
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スニーカーに残雪、弟子屈の春~
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「森のホール」のランチスィーツにマンゴーがあった。弟子屈の新しい味。これをランチに使う「森のホール」は凄い!
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弟子屈を流れる釧路川にキセキレイ、手前の岸にはハクセキレイ。ここは上流か、中流か、悩む。
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新緑のオオウバユリ。美味しそうだが…、食べた人はいるんだろうか?

釧路湿原にも春が来た~

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厳しい冬と麗らかな春

 

★IMG_0154釧路湿原周辺の散策路をチェックしてきました。釧路市湿原展望台から温根内木道を経由して温根内ビジターセンターまでの約6.5kです。快晴の好天のもと、春の息吹を体感してきました。野鳥たちは去る鳥、来る鳥が交錯する時期ですが、夏鳥も結構な種類がやってきています。野草はフキノトウが目立ちますが、草花の新芽が芽吹いて、ヤチボウズにもスゲの緑がちょっと見えます。エゾアカガエルが合唱していますが、近づくとパタッと鳴き止みます。声は聞こえど姿は見えず、卵は沢山水のなか状態です。やっと一匹捕まえて記念写真。生物達も気持ちがいいのか、よく姿を見せてくれました。今年は是非、一度このコースを歩いてみてください。釧路湿原の魅力を体感できますよ。
<4/22に会えた生物たち>
野鳥:タンチョウ、シマエナガ、ヒガラ、オオジシギ、ノビタキ、オオジュリン、ハシブトガラ、オジロワシ、キジバト、キバシリ、ヒシクイ、ゴジュウガラ、ベニマシコ、ハシブトガラス、トビ、カシラダカ、アオジ
その他:エゾアカガエル、シマリス

 

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高山植物の春紅葉
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なあ~んだ?
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はーるばる来たぜノビタキ!
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鳥ネクタイのヒガラ
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柳が好きですカラ
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成虫で越冬したのでボロボロ
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カシラダガ北へ帰る
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紅が染みるぜベニマシコ
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緑なき湿原
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春の陽を浴びるエルタテハ
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シマリス参上
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かわいいエナガ

 

春採湖で春をトル

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春採湖と博物館をバックにオニグルミの羊顔

 

釧路市民の憩いの水辺、春採湖で春を撮ってきました。1周約4kほどで植物も多く、野鳥の宝庫でしたが最近はどういうわけか、野鳥のほうは寂しくなりました。とはいえ、常連のオオバン、早めのカワラヒワ、さらにはノビタキ(写真なし)もいました。湖面では百を超えるカワアイサの群れが北帰行の途中に立ち寄って休憩しているのではないかとおもいます。一斉に潜水しまた一斉に浮上する動作を繰り返していましたが、きっと集団ストレッチに違いありません。
南向きの斜面にはエゾエンゴサクが咲き誇り、湖岸はフキノトウやバイケイソウの芽吹きが全国唯一の石炭列車の線路脇も飾っています。エゾヤマザクラはまだ頑なに芽を閉じ、5月をまっています。オニグルミは変身の用意万端、ハマナスも地味だけと芽も赤いところを見せてくれてます。春採湖は、昔は春鳥ともいいましたが、今日は、私の春撮湖でした。

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石炭運搬列車が散策路と併走します
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沼尻川河口にはコイの群れ
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カワラヒワがさえずっていました。なかなかの美声
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常連のオオバンはここで繁殖
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プレーの準備に思案顔
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エゾエンゴサクとバイケイソウの花園オープン
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マガモの夫妻。雄の尾羽の巻き上げに注目
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ハマナスの芽吹き。やっぱりハマナス色
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エゾヤマザクラは硬く芽を閉ざし
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①百羽をこえるカワイアサの群れ
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②一斉に潜水
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③また一斉に浮上を繰り返す

 

月食  lunar eclipse

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ほぼ皆既月食。赤黒い月光が特徴のようです。

 

▸皆既月食を撮影してみました。私のカメラはCanon PowerShot SX50HSというもので、マクロから50倍ズームまでこなす軽量なコンパクトデジカメです。若かりし時は写真小僧だったので、一眼レフから自分で現像処理や焼付けもしていました。現在は、作品というより記録という感じで撮ってます。さて、皆既月食の撮影は順調でしたが、午後8時54分からの皆既月食になってからピントが合いません。このカメラは自動焦点なんですが、超望遠で皆既月食で光も翳り、機械が混乱したようです。説明書をひっくりかえし、やっと自動から手動への切り替えを見つけ、無限大固定ピントでの撮影をしたときは皆既月食を少し過ぎていました。
▸英語で日食はソーラーエクリプス(Solar eclipse)、月食はルーナーエクリプス( lunar eclipse )というそうです。エクリプスは食、つまり欠けることなんですね。野鳥の世界ではカモ類の雄は繁殖羽が換羽する時期に、雌のように地味な色になり、一時飛べなくなります。この時期をエクリプスといいます。夏過ぎに湖岸でもたもたしているマガモのエクリプスを見かけます。
▸ちなみに、馬の世界では現在のサラブレッドの有名な血統ラインを築いた名馬にエクリプスという馬がいました。こちらは何が欠けていたのでしょう。

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普段の満月。さてこれから月食が…
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月食前半戦です。
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大部隠れました。