ガイドの下見で展望台周辺の遊歩道を散策。初夏の風景のなかで息づく動植物に目を奪われました。森に響き渡るエゾハルゼミの大合唱、子育てに大わらわの親子タヌキ、子離れを促すアカゲラ、久しぶり湿原の貴婦人クシロハナシノブとの再会、懸命なさえずりを奏でるコヨシキリ。一瞬の夏です。
阿寒ハイキングで光の森と地元グルメを堪能
阿寒湖スキー場を会場に、光の森散策と地元グルメの人気イベントに参加し、ガイドをしました。快晴で、北海道フラワーソンにも参加し23種の開花を確認。特に数十年に1回開花というミヤコザサ、クマイザサの花を見ました。
阿寒摩周国立公園に名称が変わっても…?
「課題は交通網」ということで…。
4月に英国湖水地方を旅した時は、現地ガイドのミニバンで半日ツアーに参加。諸外国の観光地の着地型旅行としては、ガイドが運転して移動するツアーは定番です。そろそろ我が国も国際標準の観光地を目指すのであれば、増加がすすむ海外個人旅行観光向けにこの手の移動手段を解禁することも考える時期なのでは…。
先の国会で通訳案内の規制緩和で資格がなくても外国語案内が可能になりました。質を確保するために東北海道の釧路、根室、オホーツク総合振興局では、地域の通訳ガイド資格を検討(素晴らしい取り組み)しているところです。
そろそろ、2種免許を取得し、地域の通訳ガイド資格を保有する者には自家用車による有償ガイドの規制緩和を検討すべきではないでしょうか。東北海道はなにより自然が最高の観光資源です。景観だけでなく自然観察やトレッキングなどガイドの案内で旬の魅力に触れ、さらにはガイドが自然を守りながらお客様に国立公園で楽しんでいただく、これぞ一石二鳥。課題解決の一方策として「自家用車による有償ガイド」制度の可能性を検討課題に。
十勝でも武四郎の足跡研究
松浦武四郎記念館の関係者の方から十勝で活動しているトカチルゥチシを歩く会の活動記録をいただきました。こういう活動をつないで武四郎の足跡をフィールドワークする活動の連携ができたらいいなぁ、とおもいました。
フキの旬がやってきました。
フキの旬ですね。
この時期、ガイドをしていると皆さんフキの大きさに感動します。解説としてはこんな話をします。
・北海道のフキは染色体が2倍体(通常3倍体)で巨大化?1~2m、ラワンフキは3mくらいのものも。
・葉柄(ようへい)という葉の付け根を食べる。熊も大好き。
・種名はアキタブキ。6月中旬収穫。
・ラワンブキは足寄町特産で北海道遺産
・松山千春と鈴木宗男の故郷
・普通のフキよりカルシュウム、マグネシウムなどのミネラル豊富
・お客さんに北海道のフキの風味を楽しんでもらうためアンゼリカを作る。
・西洋のお菓子に使う砂糖煮の食材でセイヨウトウキの代表品で日本ではフキを使った。
北海道フードマイスターのコンセプトは「北海道を知ろう、学ぼう、伝えよう!」なんだけど、何と言っても食べるのが一番。フキのアンゼリカをお客さんに楽しんでもらおう!ということで、今年も沢山作りました。