ついにメジロ一家は我が庭を旅たって行きました。6月4日に孵化したと思われるので6月15日の朝からまったく気配がなくなったので12日目です。実は、前々日から、巣から出てオンコやナナカマド、カエデなどの庭の他の木で生活し始めていたのですが前日、カラスに襲われヒナ1羽があっというまに獲られてしまいました。野生の力が目覚めたのでしょうか、その後、俄然、ヒナの飛び方も活発になり、翌日には親子揃って安全な処へ旅立ったようです。襲われたところを間近で見た連れはショックと、さらにファミリーが姿を消したことで喪失感におそわれています。ただ、元気に育ってくれることを祈るばかりです。12日間、楽しませてくれました。
メジロ子育て繁盛記~アッというまの巣立ち~
どうも午後から親鳥の動きが変で、巣に向かわなくなりました。巣のあるヒバの木の隣にはオンコとナナカマドがあり、親鳥の出入りがこちらに移動しているので目をこらすとひな鳥がうろちょろしていました。もちろん、まだ給餌をしてもらい、自らも飛ぶことはできませんが、全体に鳥らしい格好になっています。もう少しで本当の巣立ちです。まだまだ心配ですね。
メジロ子育て繁盛記~ヒナ姿をあらわす!~
脅威の成長力といいますか、あっという間にヒナが巣から出てきました。最初の一羽ばたき、とでもいいましょうか、ひょいと枝に飛び乗り周りを見渡し、また巣に戻りました。目の周りはまだ白くありません。それにしても昨日までは赤むくれの目も開いていない感じだったのが、俄然、鳥らしくなってまいりました。巣から落ちないように、また、心配事が増えてしまいます。
メジロの子育て繁盛記~無事、巣立ちをむかえてくれれば…~
我が舎の庭に最初にメジロが姿を現したのは5月の中頃。初めての訪問に驚きましたが、その後、ちらほらメジロが庭のヒバの木あたりを行き来するので、様子を見るとカップ半球の巣がありました。抱卵したのか、確認できないまま、単眼鏡(20倍)で観察をはじめたところ、6月5日にヒナに餌をやるところを確認しました。ヒナの数は3つ。親鳥が交互に餌を運んでいます。その後、もっと巣が覗ける場所を探して、2階から窓越しに単眼鏡とカメラを設置して観察を続けています。抱卵期間は約11日、孵化後10~12日で巣立ちということなので、
・5月25日頃 出産
・6月5日 孵化
・6月15~17日 巣立ち
こんな予定ですが、何せ巣立ち直後にカラスなどの外敵にやられることが多いようで、これからが心配です。なんとか無事、巣立ってくれるのを祈ってます。
阿寒国際ツルセンターの夏はビオトープで野鳥三昧
阿寒国際ツルセンターの館長、河瀬幸さんの写真展『小さな湿原ビオトープ』を阿寒湖畔の奏の森ギャラリーで見てきました。普段は冬のタンチョウの給餌場として有名なツルセンターですが、近年、このビオトープが夏鳥や留鳥の楽園として脚光を浴びています。河瀬さんの写真はいずれも野鳥へのあたたかい眼差しが感じられるものです。キャプションにも文筆家でもある彼女の素敵な一文が添えられ、英訳もついています。私はここでヤマセミとカワセミを同時に見る幸運に恵まれました。ちょうど阿寒川の中流域と下流域の結節点なんですね。写真にもあるキセキレイとセグロセキレイも同時に見れます。また、お邪魔します! 写真展は6月29日まで、皆さんもビオトープによってから湖畔に行くと一層ライブ感が増しますよ。