恒例のガイド研修、今年は5年越しの念願、黒部峡谷「下の廊下」を歩きました。戦時の電力開発を支えた作業道は断崖絶壁沿いに削りつくられた道。人と自然の格闘の現場であり、ここの開発では3百人におよぶ作業員が命を落としている(吉村昭『高熱隋道』を読まれたし)。2日間で約27kmを約16時間かけて、いつでも足を踏みはずせば百メートルほどの川底に滑落する恐怖と過ごした。肉体と神経が疲労する。いろいろおもうところがあるが、消化するには少し時間がかかる。想像を超える現場というのはまだ沢山あるんですね。
恒例のガイド研修、今年は5年越しの念願、黒部峡谷「下の廊下」を歩きました。戦時の電力開発を支えた作業道は断崖絶壁沿いに削りつくられた道。人と自然の格闘の現場であり、ここの開発では3百人におよぶ作業員が命を落としている(吉村昭『高熱隋道』を読まれたし)。2日間で約27kmを約16時間かけて、いつでも足を踏みはずせば百メートルほどの川底に滑落する恐怖と過ごした。肉体と神経が疲労する。いろいろおもうところがあるが、消化するには少し時間がかかる。想像を超える現場というのはまだ沢山あるんですね。