「旅のレシピ」カテゴリーアーカイブ

新たな湿原観光の可能性をさぐる

さすが湿原、タンチョウが通行止め!?

私、高校生以来、ほとんど自転車と縁遠い生活をしておりました。そんな輩が、どういうわけか、自転車観光の開発調査をおこなう「くしろロコサイクルプロジェクト」に参加、一緒に活動をおこなうことになりました。この日は、湿原をほぼ半周するサイクリングルートの実験的なツアー調査をおこないました。7名の関係者ですが、私は湿原ガイドの役目をおおせつかり、ところどころでポイント解説をおこないました。コースは釧路阿寒自転車道を湿原沿いに北斗まで西進し、たんちょう舞ロード(道道53号)沿いに北斗遺跡へ、遺跡公園を散策し木道から鶴居軌道を温根内ビジターセンターへ。昼食後は釧路川右岸堤防をとおり湿原大橋まで約30kmのコースです。元気なメンバーはこの後、左岸堤防を岩保木水門まで往復するコースもチェックしました。参加者にはとても好評で、特に北斗遺跡から温根内まではあまり馴染みのないスポットでありながらとても興味深い箇所であり、かつ自転車でのオフロード走行を楽しめることが魅力だったようです。今後も湿原観光の可能性を拡げていきたいですね。

よっこいしょっと。そろそろ疲労と尻痛が…

 

今年も恒例の大雪速攻登山研修!

二人で白雲岳のピークに立ったのは30数年ぶり!

恒例の大雪速攻登山研修。この時期、仕事の間隙をぬって、大雪山の高山植物を見に行くのが当舎の年中行事。高速道路が出来て、釧路から大雪まで約3時間の日帰り圏内。世界有数の高山植物群を直前の天候と仕事の調整をしたら、即日出発。今回は赤岳から白雲岳往復の約18km。コマクサがピーク、雪渓にギンザンマシコ、印象に残ったエゾヒメクワガタ、そして30数年振りの白雲岳ピーク。いつも期待を裏切らず、少しずつ違う顔を見せてくれるカムイミンタラに感謝!

今年一番印象に残ったエゾヒメクワガタの群落。
新調のCASHIOプロトレックの性能調査も忘れず、誤差14m
雪渓でギンザンマシコの番が採餌してました
チングルマはやっぱり大雪高山植物の代名詞
コマクサ平に満開のコマクサ。背景は石狩岳方面。

颯爽とサイクリングツアーガイドに転進!?

颯爽とサイクリングツアーガイドに転進!?というわけではないけれど、「くしろロコサイクルプロジェクト」のメインステージ釧路阿寒自転車道でウォーキングガイドのお手伝いをしました。これがビックリ!次から次と野鳥が登場、草原から湿原の只中を通り、途中には鉄道遺産(昔の雄別鉄道や鶴居の簡易鉄道跡)が残る魅力のコース。もちろん、サイクリングで湿原を味わうのが最高だけど、散策ファンにも健康ウォーキングと自然観察のコンビネーションがグー! ところで「ロコサイクル」の名称由来は? オジサンはキャロル・キングのヒットナンバー「ロコモーション」を思い出した。

今年は北海道命名150年。探検家松浦武四郎に感謝!

 

「北加伊道」は松浦武四郎が命名した原案です。こっちのほうがNOW~いい!

武四郎絵本作家の関屋敏隆さんの講演会に博物館へ。情熱的で朴訥、武四郎愛に満ちた語りに歓心。北海道命名150年で各地で資料展がおこなわれる。北海道主催資料展の目玉展示は武四郎の首飾り(タマサイ?)現物展示だそうだ。講演会で私にとって感動的だったのは、関屋さんがご自身で創られた首飾りをお披露目した時。釧路でも資料展や祭りイベントを計画しているが、コレクティブ志向ではなく、クリエイティブ志向こそが武四郎スピリッツと確信。連れの幸ちゃんはサイン入り絵本にご満悦。生地に型染めの技巧の原画が素晴らしく、是非、我が家にも原画1枚とおもい、飾るならこれという作が…。しかしながら原画は版画のように摺り版で量産できる方式ではなく、描線を摺って色を丁寧に後付けするようで時間的に無理な様子。摺りものがあったら売れるだろうな~。せめてTシャツだけでも…。(原画展は6/3まで釧路市立博物館)

早春の湿原を下見ウォーク

シーズンインに備えて釧路湿原を下見散策。木道の補修も完了していてホッ。夏鳥初便はアオジ、オオジュリン、ノビタキ。カシラダカは旅の経由地で一休み。上空をみえばタンチョウが忙しげに飛び去り。越冬したクジャクチョウはフキノトウでランチタイム。うららかな遊歩道を早春の音色にうながされながら3時間ほどの散策でした。