阿寒湖畔で自然ガイドをしているキノコ写真家新井文彦さんの新著『森のきのこ、きのこの森』(玄光社刊)を著者サイン入りでゲット。美しいキノコの写真、著者のキノコ愛が伝わる文章、丁寧な解説、斬新なブックデザイン、キノコに手の届くガイド。コウバイタケのように素敵な本です。9月2日には阿寒湖畔で新井さんと、阿寒ネイチャーセンターの安井さんの1日ガイドツアーがあります。7300円は決して高くはありません。期待が膨らむ昼食付なんですから。皆さんも是非どうぞ。
「旅のレシピ」カテゴリーアーカイブ
親類歓迎小旅行で道東のネイチャーツアー
東京からの親類歓迎小旅行で道東のネイチャーツアーを企画催行。普段、仕事でおこなっているガイドメニュー以外のなかなかこのシーズンには行けないメニューをとり揃え、私も一緒にお客さん目線で楽しんできました。阿寒湖の湖上カヌーは阿寒クラシックトレイル研究会の安井代表の阿寒ネイチャーセンターの定番メニュー。湖岸のヨシのなかを漕ぐ体験と原生林のなかでのティータイムなど快晴のなか雄阿寒岳の勇姿とヨシの中を飛び交うイトトンボの青が目にしみました。サクラの滝でサクラマスのジャンプを見て、宿泊の養老牛温泉ではシマフクロウにも会えました。翌日は羅臼のネイチャークルーズ初体験。マッコウクジラというメインスターのみならず、クロアシアホウドリやフルマカモメ、アカカシヒレアシシギ、ウトウなどの海鳥たちも私には嬉しいひと時。船長の長谷川さんの貴重なお話とその漁師あがりの羅臼愛も立派な観光資源でありました。これに釧路湿原や根室の野鳥観察が加われば、世界に誇れるネイチャーツアーですね。
阿寒摩周国立公園に名称が変わっても…?
「課題は交通網」ということで…。
4月に英国湖水地方を旅した時は、現地ガイドのミニバンで半日ツアーに参加。諸外国の観光地の着地型旅行としては、ガイドが運転して移動するツアーは定番です。そろそろ我が国も国際標準の観光地を目指すのであれば、増加がすすむ海外個人旅行観光向けにこの手の移動手段を解禁することも考える時期なのでは…。
先の国会で通訳案内の規制緩和で資格がなくても外国語案内が可能になりました。質を確保するために東北海道の釧路、根室、オホーツク総合振興局では、地域の通訳ガイド資格を検討(素晴らしい取り組み)しているところです。
そろそろ、2種免許を取得し、地域の通訳ガイド資格を保有する者には自家用車による有償ガイドの規制緩和を検討すべきではないでしょうか。東北海道はなにより自然が最高の観光資源です。景観だけでなく自然観察やトレッキングなどガイドの案内で旬の魅力に触れ、さらにはガイドが自然を守りながらお客様に国立公園で楽しんでいただく、これぞ一石二鳥。課題解決の一方策として「自家用車による有償ガイド」制度の可能性を検討課題に。
英国トレッキングツアー⑦~バードウォッチング大国イギリス
4月6日から16日の11日間、イングランド湖水地方やコッツウォルズなどを歩きながらバードウォッチングもしました。バードウォッチング人口が約3百万人、国民20名に1人の割合のバードウォッチング大国イギリスです。印象は、人と鳥の距離が近いとおもいました。公園や散策路、住宅街でも身近に野鳥観察が楽しめます。名前を確認できたのは57種、全体で60数種の野鳥をチェックしました。私には珍しいけど、英国ではポピュラーな鳥だけをアップします。
英国トレッキングツアー⑥~コッツウォルズのナショナルトレイルを歩く
英国には15の国立公園と同じ数のナショナル・トレイルという軸になるフットパスがあります。今回は湖水地方(レイク・デストリクト)という国立公園とコッツウォルズ・ウェイというナショナル・トレイルを歩くことが出来ました。私は全長164kmの最後のほんの10kmほどを歩き終点(起点でもいいのですが)の街、チッピング・カムデンに宿泊しました。ブロードウェイという標高100mほどの街からコッツウォルズ丘陵の標高300m前後の丘沿いのウォーキングです。とても歩きやすく前後の丘までの上り下りが少し難儀するくらいで快適な散策です。途中、羊の放牧地を歩いたり、畑のなかを歩いたり、丘からの絶景ポイントで休息したりして約4時間ほどの歩行時間でした。英国のフットパスは総延長約20数万kmだそうです。私たちが歩いたのはほんの僅かですが、英国の歩く文化の魅力の一端に触れたおもいがありました。