釧路駅から幣舞橋までの約8百mはかつての中心街で、今は郊外の国道沿いに遷ってしましました。現在の北大通は金融機関やホテルが目立ちますが、釧路市の中央図書館もあります(北海道銀行の2階以上の階)。その並びにローソンがあって、その奥にあるのが喫茶「なつかし館~蔵」。中野さんという個人蒐集家が集めた華やかなりしころの釧路を伝えるアイテムが満載の喫茶店です。新刊『復刻阿寒国立公園の三恩人+プラス』の新聞取材の合間に「蔵」で一休み。いつもながらオールド釧路を思い出すひととき。おにぎり+おやきでランチ。昭和レトロの雰囲気も充満しております。是非一度、旅先の歴史にも触れてみてください。
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我が家の飯寿司づくり物語
4年ほど前から飯寿司づくりをはじめた。母の手作り飯寿司は年末年始の味だったが、高齢になりそれも叶わず、連れ合いといよいよ我々の出番登場となった。師匠は古くからの友人で家庭科の教師経験もある料理の達人。きちっとしたレシピと発酵食品としての飯寿司の道を入門とあいなった。
さて、北海道の飯寿司魚種といえば、一にハタハタ、二に鮭、三にカレイという感じ? しかし、近年、ハタハタは漁獲量減と手間がかかり、食品管理が難しいこともあり家庭飯寿司からは姿を消しつつある。やはり、鮭。それも色鮮やかなベニザケが我が家の定番。木樽に阿寒の森で採取したクマイザサを使用。これも採る時期を誤ると綺麗で殺菌効果のある笹の効果を損ねることになる。
ちょっと話が硬くなったので肝心の味について、約35日間、5度以下0度以上の適正温度管理も順調にすすみ、カムロという醗酵をしめす白い塊も順調に出現し、 今年の味は、我々の間では、「ばっちり!」とおもっていたが…。 関係各位に配布後、師匠にも配達し、数時間後、師匠からの電話。大根がしなり気味なこと、温度管理と重石の重量の確認等々、細かな指摘と注意事項。まだまだ道は続く。
飯寿司は本当に奥が深く素晴らしい発酵食品だとおもう。この食文化を家庭料理として繋げていければとおもうのだが、我が家の継承者は「なんか、生ごみみたい」とのリアクション。いやいや食文化は地域で、道産子が伝える、ということでいいんでないかい。
塘路湖の御神渡り
塘路湖で御神渡りと恐ろしいほどの氷の鳴り音を聞く。
御神渡り は神様が湖上を渡った跡ということで諏訪湖が有名ですが、道東では屈斜路湖にもできる。この日の英国出身のお客さんはもちろん初めて観るそうで、でも湖上に響く氷の鳴り音のほうが衝撃的だったようで、しきりにscary-scary(スケアリー:怖い、おびえる)と呟いていました。今年は小雪で、雪が積もると保温効果であまり出来ないそうですが、しばれが強く、例年より立派な御神渡りが登場したようです。