颯爽とサイクリングツアーガイドに転進!?というわけではないけれど、「くしろロコサイクルプロジェクト」のメインステージ釧路阿寒自転車道でウォーキングガイドのお手伝いをしました。これがビックリ!次から次と野鳥が登場、草原から湿原の只中を通り、途中には鉄道遺産(昔の雄別鉄道や鶴居の簡易鉄道跡)が残る魅力のコース。もちろん、サイクリングで湿原を味わうのが最高だけど、散策ファンにも健康ウォーキングと自然観察のコンビネーションがグー! ところで「ロコサイクル」の名称由来は? オジサンはキャロル・キングのヒットナンバー「ロコモーション」を思い出した。
子ども達が寒かったけど元気でパワーもらう
ヤチダモの芽吹く街路樹の路を行きます
全長は阿寒町まで40km今日は6km
雄別鉄道のプラットフォームです
松岡ロコサイクル代表の鉄道遺産解説
一番、ニニシベツ川が近づいているのがここ
2万5千/1の地図で地図読み勉強
次から次と現れた野鳥たちに歓声
タンチョウも低空飛行でびっくり!

6月は次から次と湿原の草花たちが咲き誇ります。遅い到着の夏鳥たちも揃い、賑やかなさえずりが湿原に流れます。
まだ相手が見つからないのか、絶叫に近いコヨシキリのさえずり
湿原の貴婦人クシロハナシノブもお目にかかれるのは展望台下の鶴居軌道跡。
子どもは6匹、木道の下で子育てをするエゾタヌキ
北海道の桜最終便はシウリザクラ
ヒメシャクナゲは小さいけどピンクの花が発見の目印
厳しい環境のなかで咲くエゾイソツツジ
ワタスゲの綿毛は湿原の代表的なお飾り
温根内木道のミツガシワ。お柏のような葉が三枚で白い花が優雅です
6月下旬から開花
世界最小クラスの樹木ツルコケモモ、あなたを撮りにいったんですが…
そろそろ湿原にヤナギトラノオが咲き始めます
これはカラフトイバラです。別名ヤマハマナスともいいますが、ヤマハマナスは別の植物名だそうで、本名で呼んでください
タンチョウサンクチュアリは優雅な飛翔とデスプレイダンスが一杯
釧路の観光関係者が参加するバードウォッチングのモニターツアーのガイドをさせていただきました。冬の釧路のシンボルツアーとしてバードウォッチングを活かせないか検討する模擬1日ツアーです。
メインは何と言ってもタンチョウ、さらに世界のバードウォッチャー憧れのオオワシが東西両横綱です。初心者の方が多かったので双眼鏡を用意して、タンチョウのねぐらである音羽橋からスタート。この日は、ビギナーズラック(初心者の幸運)そのものの一日。タンチョウの飛翔ショー(ねぐらから飛び立つ姿を目の前で見る)にバッチリあたり、32年ぶりの珍客クロヅルにもご対面。展望台からは鹿の残滓に群れるオオワシ、オジロワシ。さらには今大人気のシマエナガというかわいい小鳥の群れも、眼の前で水遊びをはじめ、私もびっくり!
結局、24種類の野鳥に出会え、参加者も大満足、大喜びの一日でした。参加者には「こんな事は毎回のツアーでは期待できませんよ」と念押ししましたが、皆さんからは「やっぱりガイドが必要」とも言っていただき、あらためて自然ガイドの役割が少し伝わったかとおもうと嬉しく、有意義な一日となりました。
タンチョウサンクチュアリには世界からカメラマンが一杯
タンチョウの優雅な飛翔
赤い丹が頂を飾ります
鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリの珍客クロヅルをやっと写した。少し小柄でちょっと肩身が狭そう。32年振りの来村だそうで。
アレキナイ川でカヌーイングをしながらバードウォッチングです
バードウォッチングのモニターツアーでアレキナイ川をカヌーイング
暖かな日和で小鳥や水鳥に出会いました
小鳥人気No.1のシマエナガです。北海道のはエナガの亜種で白い顔が愛らしい。
オオアカゲラ(アレキナイ川)
鹿の残滓に群れるオオワシ(細岡展望台)
そろそろ北へ帰る?オオワシの雄姿(細岡展望台)。お客さんの提供写真です。
シマエナガの水浴び(村田公園)
水も飲んでます(村田公園)
濡れヒガラ(村田公園)
野鳥の写真は参加者の方から提供いただきました。

冬の散策メニューは今年からはじめました。もっと魅力的なルートづくりのために釧路湿原周辺の調査をしています。
冬の自然散策の魅力作りはさまざまですが、スノーシューで普段歩けないルートを自由に歩くことが出来るのが一番。
さらに、魅力を紹介すると…
①アニマルトラッキング:動物の足跡観察。私はエゾシカの足跡をたよりにルートを選んだりもします。
②野鳥観察:釧路湿原は夏鳥が一番多いので、冬は最適シーズンではないのですが、冬は鳥を見つけやすいし、冬ならではの魅力的な野鳥が充実。
③冬芽観察:樹木の冬芽を観察する少し通好みのメニュー。
④湿原の湧き水観察:冬でもこんこんと湿原に水を供給している湧き水を観察。湿原ならではの魅力。
というわけで、皆さんも是非、冬の湿原をご一緒しませんか?
エゾシカの足跡を追って
木の根に角を研いだ跡が
湿原の中はヤチハンノキが主、去年の果実
湿原の周りに多いミズナラの冬芽
空を見上げればオオワシが私を狙っているかのように旋回中
かわいいコゲラ。日本周辺にしか生息しないので外国人バーダーにはモテマス
北斗遺跡の竪穴式住居、背後には釧路の町。
クサソテツの冬枯れオブジェ
散策路にキツネ(左)とタンチョウ(右)の足跡。皆と仲良く1年頑張りましょう!
冬の釧路湿原をスノーシューで歩くといろいろな足跡に出会います。そんな足跡を集めてみました。さて、何種類分かるかな?
特徴的なタンチョウの足あと、引きずったところから見ると今朝の散策?
エゾユキウサギなんだろうけど、姿を見ることはない
ネズミの一家が木の根元で家族会議
エゾシカの爪を引きずって歩いた後
なんだろう!
こちらからエゾユキウサギが駆けていく
大きいネズミと小さいネズミが時間差交差
キツネの駆け足
キツネがとぼとぼと歩いていきます
散策路にキツネ(左)とタンチョウ(右)の足跡。皆と仲良く1年頑張りましょう!
エゾシカは偶爪目なんですね
これはエゾタヌキの足跡かなぁ
場所は温根内木道
木道から離れて旧軌道跡をスノーシューで
木道は雪が少なくつぼ足でも歩行可
釧路湿原、阿寒・摩周の2つの国立公園をメインに、自然の恵が命にもたらす恩恵を体感し、自然環境における連鎖や共生の姿を動植物の営みをとおしてご案内します。また、アイヌや先人たちの知恵や暮らしに学びながら、私たちのライフスタイルや人生観、自然観を見つめ直す機会を提供することをガイド理念としています。