「阿寒クラシックトレイル」カテゴリーアーカイブ

シンポジウムで阿寒クラシックトレイルの魅力をアピール

 

トレイルシンポ (2)
自らもトレイルランナーで、登山や釣りにも取り組んでいる武田さん

11月1日阿寒湖まりむ館で開催された「トレイルラン&ノルディックウォーク シンポジウム」にパネラーの一人としたご招待され、参加してきました。北海道のトレイルランニングの第一人者武田渉さんをメインに、阿寒湖鶴雅グループでノルディックウォークの普及に尽力されている高田茂さんと、私の3名で阿寒湖の自然の魅力開拓についてお話をしました。旅行が多様化しているのは昨今の現象ではありませんが、ことアウトドアに関して言えば、欧米より導入されたスポーツやエクササイズでバリエーションがさらに増しているところです。3者の共通意見は、阿寒湖温泉が温泉街からダイレクトに自然と隣接しているところが、アクティビティを準備したり楽しんだりする利用者側からは大きな魅力とのことで一致しました。しかしながら、その利活用はまだまだ不足しており、新たなアウトドアスポーツの導入で温泉地の可能性を拓きたいのが主催者であるNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構の意図です。パネラーからは、地元にそのスポーツが理解されることの重要性やフィールドの可能性などの調査や研究に時間が必要との発言もあり、安全管理上の課題等もそれぞれのアクティビティは違うが、共通で課題整理していけるのでは、との意見もありました。トレイルランの武田さんは、来シーズンでも仲間と調査に来たい、との意向を示され、地元のやる気にも感心していました。私も、今の阿寒クラシックトレイルルートだけではなく、トレイルランと共通で開拓できるロングトレイルルートもあるのではないかと密かに来年の計画におもいをめぐらせました。

トレイルシンポ (6)
私も阿寒クラシックトレイルの主旨、コース、現状や課題を発言
トレイルシンポ (8)
最近の山の本。武四郎が日本の近代登山の先駆者でもあったと…
トレイルシンポ (11)
TVではアドベンチャーレーサーの田中君が百名山一筆書き達成!

 

快晴のなか、「川の道」を歩きました

10/25阿寒クラシックトレイル「川の道」が快晴のなか、開催されました。阿寒川橋から7.6k、阿寒川ぞいに歩きました。さすがに紅葉は終わりをむかえていましたが、まだ、しぶといヤマモミジやミズナラがアクセントのように河畔に残っていました。貝殻化石を拾い、キノコを採り、カツラの落ち葉の香りに浸り、熊の足跡やヤマセミの登場に驚き、ヤマブドウを採るのに童心に還り…。天然キノコ汁や手作りスコーンなど味覚の秋も堪能したトレイルでした。参加者の皆さんにも満足いただけたでしょうか?
私は松浦武四郎の足跡を何点か再確認できたことと、阿寒川の成り立ちを地形や地質で知ることができたのも収穫でした。またひとつ、阿寒の魅力に触れ、満足のひとときでした。
今年最後のトレイル「山湖の道」開催案内はこちらへ→http://dekoboko.biz/?p=941

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これは、これは、ホットな熊さんの足跡!
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林道ののどかな道もあります
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天然エノキの味噌汁がお昼のサプライズ
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阿寒川ののどかな河畔でランチ、ヤマセミ登場。

今年の紅葉は美しいといわれたけれど…

大雪山の紅葉は、ここ数年で最高の美しさ、と新聞紙上でも紹介されていましたが、残念ながら大雪にはいけませんでした。それでも仕事とプライベートでも道東の紅葉を堪能した10月でした。紅葉は、樹種により色も時期も違って、年毎に今年は何の木が綺麗だけれど、何の木はどうも…、という差異をチェックするのもまた楽しみではあります。紅葉の時期だからこそ、あそこはモミジが多いとか、カツラが多いとか、森の個性も際立ちます。
たしかに、今年の紅葉は綺麗なようです。温度差や天候の具合にもよるでしょうが、エゾヤマザクラやナナカマドが今一つだった印象はありますが、あとは山も里も綺麗でたっぷり行く秋を堪能した気分です。「川の道」ウォークの10月25日には、どのくらい辛抱した紅葉が見れるのか、これはこれで、楽しみです。

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10/17「川の道」ウォークの下見で阿寒川中流域。こんなにモミジが豊富な処は阿寒でもそうないのでは、川筋で日当たりが良いせいか、最高の紅葉!
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10/19釧路市美原地区の遊歩道のキタガミハクヨウの黄葉。いつもは黄色なのだけれど、今年はこれに少しオレンジが混じってどうしたんだろう?
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10/15 津別町の紅葉。針葉樹と広葉樹が入り混じり、This is HOKKAIDOの紅葉です。
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いつも楽しませてくれる国道240号沿線の舌川原宅の紅葉。見事に手入れされたお庭にリアルな熊の置物が阿寒の森の雰囲気。本当のクマさんも見たらどうおもうのだろうか?

北太平洋シーサイドライン、浜松フットパスを歩いてきました

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南への渡りはまだ?

道東のフットパスめぐり第1弾として、評判の浜松パスを歩いてきました。落石駅を発着点とする約8kのコースです。このパスの魅力は太平洋岸の断崖からの絶景と崖を降りて海岸線と漁村を歩く、道東海岸線ならではのコースであることです。確かに、荒涼とした牧場から、岬からの水平線、林あり湿地あり海岸ありの魅力満載でした。落石は、漁船を使ったバードウォッチングクルーズでエトピリカやケイマフリをはじめとする海鳥の宝庫であり、今や世界のバードウォッチャーあこがれの地です。その運営主体が落石漁業協同組合の漁師さんたちなのですが、このフットパスも同組合が運営とのこと、まさに1次産業と3次産業を合体させた見事な地域振興だとおもいます。コースでは、もう晩秋だというのに、カモメ類とともに、ヒバリやオオジシギの若鳥が飛び交っていました。7月頃に海のクルーズとフットパスをあわせた1日コースは花鳥最高プランだとおもいます。お昼時をむかえ、厚床フットパスの伊藤牧場の直営レストランでランチ。こちらも地元素材を活かした美味しいひと時でした。

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先端の岬から丸い水平線をみる
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夏に裸足で歩きたい浜松の海岸
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落石岬が見えます。漁船も漁で忙しそう
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牧草地を歩く中で、海岸に向かう窪みの湿地帯
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風力発電が景色にアクセント、夏は霧が多いかも

ヤマブドウやコクワを食べながら「里の道」を行く

 

9月27日に、14名が参加して、阿寒クラシックトレイル秋の第1弾「里の道」が開催されました。紅葉がはじまった大正道路では、ヤマブドウやコクワの実がなっており、参加者もしばし足を止め、秋の味覚を堪能していました。今年はドングリの実も豊作のようで、熊さんたちも一安心。昼食は小瀬牧場のオープンガーデンでこれまた菜園のトマトに舌鼓。この日は、歩くのにちょうど良い、晴れ曇の日和。後半も順調に足の伸ばし、ゴールの上徹別福祉館には午後3時30分到着。ほぼ予定通りの行程となりました。10月25日の「川の道」も楽しみです。

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新聞で紹介されました
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参加者には「旅の野帖」に参加印を捺印。
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25kmを完走して、栄光のゴール!