■春(4~6月)のアルバム
長い冬の寒さも和らぎ、野鳥さえずりが春の訪れを告げます。冬鳥は去り、夏鳥がやってきますが、まだ、港には北へ帰る準備の水鳥たちが休みます。柳が芽吹き、薄茶色の湿原も徐々に野草の芽吹きとともに新緑の衣替えです。釧路の桜は5月中旬にやっと開花、一気に春の野草が次から次へと咲き誇ります。5月に入ると山菜もフキ、コゴミ、ゼンマイなど恵みの時期となり、アウトドアでの遊びも本格化します。6月には氷河期の遺存種たちが湿原に新たな命を繋ぎ、生物達も子育てに大忙しです。道東の春は冬が長い分をスピードアップして夏につなげます。
- フデリンドウが木漏れ日を浴びてひっそりと(達古部湖木道)
- オオバナノエンレイソウが満開
- エゾヤマザクラも湿原につつましく開花
- ヤチボウズの新緑は湿原の春そのもの
- カブスゲの花ですか?
- タンチョウもヒナが孵ったんでしょうか、1羽で採餌中
- エゾネコノメソウが満開。ヒメカイウやエンコウソウはこれからという感じ
- ヤチヤナギ。ちょっと苦味を感じさせる上品な香り。ヤナギに似ていますがヤマモモ科です。
- 越冬から目覚めたクジャクチョウ。羽の傷みが…。
- 遊歩道を飾るフキノトウ。
- エゾアカガエルは合唱終了。すでに産卵してます。
- ノビタキ(♀)はヒバリの次くらいに参上する夏鳥。
- 湿原の貴婦人をおもわれる優雅なレース状の花びら
- 朝日に映えるコゴミは愛らしい佇まい
- エゾエンゴサクがスプリングエフェメラル(春のささやき)を告げる。背後に硫黄山
- ヒバリは最初に渡ってくる早春を告げる夏鳥
- そろそろ湿原にヤナギトラノオが咲き始めます