気温9度の根室落石岬で、サカイツツジを見てきました。氷河期の生き残りで冷涼な環境を好むサカイツツジならではの生息環境を体感。サカイツツジは南限のサハリンから飛び地で国内ではこの落石岬にだけ生息していますが、納得の寒さではあります。釧路湿原にも同じく氷河期の生き残り(遺存種)のミツガシワとハナタネツケバナが現在、開花中です。厳しい環境に適応し、生き延びてきたしぶとさに敬服します。
美味しい手作り味噌づくり、1年2ヶ月後に本当に美味しいか、わかります。
ここ10年来、道産大豆で手作り味噌を作っています。今朝は今年の仕込み作業で前日から煮ていた大豆を挽肉機ですり潰し、塩・麹を混ぜて漬け込みました。我が家は14ヶ月ほどねかせて仕上がりです。これでまた美味しい味噌がいただけます。
草も樹も芽吹きの瞬、それぞれの緑で大地のキャンパスに自己主張する春
新緑の季節である。野草の世界では、スプリングエフェメラル(春の妖精)というロマンティックな言葉もある。草も樹も芽吹きの瞬、それぞれの緑で大地のキャンパスに自己主張する春である。緑の部屋にようこそ!
北海道、春の山菜三大帝王!
第1位:左手小鉢にアイヌネギ(ギョウジャニンニク)の醤油浅漬け。独特の風味味わい、山菜好きは我を忘れて野山を駆ける。ちなみにアイヌ名はキト又はキトピロ。
第2位:手前に陣取るコゴミのおひたし。あく抜きや処理の手間がかからず(ゼンマイ部分の毛を取るのが少し大変)、茹でてすぐいただける。くせのない山の味。クサソテツが和名だが、みんな山菜名のコゴミで通用しちゃいます。
第3位:大皿にフキとシイタケの油いため。フキは量といい、味といい、調理のバリエーションも多様で、わが舎では行動食にフキのアンジェリカ(砂糖菓子)を作っている。東北海道のフキは染色体数が特異で巨大であるが味もよく、クマも大好き、私も大好き。
ネンキン生活者、ネンキン生活を目指す輩、ネンキンの未来を信じる皆さんの必読書ご紹介
amazonから新井文彦著『粘菌生活のススメ』(誠文堂新光社)が到着。新井さんは年約5ヶ月間ほど阿寒湖畔に在住し、ネイチャーガイドをしながらキノコや粘菌の取材を重ねています。これまでもキノコの素晴らしい著作がありますが、今回は、ネンキン生活者、ネンキン生活を目指す輩、ネンキンの未来を信じる皆さんの必読書。まず、写真だけでご飯が3杯食べられる内容。素晴らしい!まさに自然(観光)資源の掘り起こし。私もネンキン生活が楽しみです。新井さんのガイドは、阿寒ネイチャーセンターへお問合せ下さい。