阿寒湖温泉へ仕事で往復、連休後半、春ウララの日和。上阿寒の農道縁のエゾヤマザクラ、まだ蕾だけれど、数輪の花も咲いていました。今年は少々早めではないでしょうか。これからエゾヤマザクラ、エゾウワミズザクラ、シウリザクラと、北国のサクラシリーズが続きます。
クマゲラを探して
阿寒を代表する野鳥のひとつにクマゲラがいる。
温泉街に隣接するボッケ自然探勝路は手軽に自然に触れることのできる散歩道だが、そのアクセスの簡便さに比して、阿寒の自然の魅力が凝縮された散歩道である。この散歩道のトドマツを採餌木とするクマゲラを見かけることがある。どこか山奥で必死になって探すというより、ドラミングの音をたよりに、アッ、ここに居たのという雰囲気である。ボッケ自然探勝路はホテルから歩いて5分、とても身近な散策路で、地域の方々も朝の散歩に使うポピュラーな散歩道だが、実に噛み応えのある道だ。豊富な植物群、湖と森林が織り成す景観、クマゲラをはじめ、年中、野鳥が観察できる。貴方も是非どうぞ。その時は、期待しないでさりげなく、が宝に出会える可能性が高いように感じるのだが…。
早春の湿原展望台
根室にハイドを見に行く
根室の国際野鳥ガイドの新谷さんを中心にすすめられているハイド(観察小屋)づくりを見学に根室へ。とはいえ、この時期は冬鳥、夏鳥が交錯する鳥好きには魅力の季節。現在、根室には明治公園、市民の森、ノサップ岬、温根元、東梅の5つのハイドがある。人には寒さよけ、鳥には人よけ、ともにハッピーなハイド(hide:隠れるという意味)だが、野鳥観察には国際標準の施設である。一つ一つ、お互いに安心して観察できる施設ができればとおもいながら、シャッターを切りました。