根室半島をバードウォッチングの研修で回ってきました。世界の愛鳥家が絶賛する海鳥たちのパラダイスは国境の海でもあります。最近、根室の愛鳥家たちの尽力で岬の突端に野鳥観察小屋(ハイド)が出来、これまでは厳冬のなかだと耐寒訓練もどきのバードウォッチングだったのが、快適に観察でき、ここで観察される海鳥の種類も増えたそうです。
今回、岩礁にとまっているウミウやヒメウを見ていたら沖合い遠方に白く雪を被った山が見えました。根室の方に聞くと「羅臼岳です」とのこと。「知床の?」「いや、国後の」「へぇ~」。恥ずかしながら、国後島に羅臼岳という山があったことを知らず、爺爺岳(チャチャ岳)だけしか頭にありませんでした。「2つの羅臼岳があるんだぁ!」。正確に言うと、知床は羅臼岳(1660m)、国後は羅臼山(888m)というようです。
高さは知床に及びませんが、雪を被った成層火山の凛々しい姿は誠に見事なものでした。まだまだ気がつかないことがこのエリアには無尽蔵にありそうです。