■今回もっとも印象に残ったマウリッツハイス美術館(ハーグ:オランダ)
凸凹海外研修のもう一つの旅の目的は西洋絵画鑑賞。フランスからベルギー、オランダへ。ブリューゲル、ルーベンス、レンブラントなどの巨匠の作品の追っかけでした。しかしながら、各美術館収蔵作品が必ず見れるとは限らないことを痛感!出張貸出中、整理のため閉鎖など、こちとらわざわざ日本から来たんだぞ!と思わず文句もいいたいところ。特にブリューゲルはその美術館を代表する作品、例えば「バベルの塔」(ボイマンス・ファン・ブニンヘン美術館)が出張中。館員に当方の事情を話すと済まなそうにしていた。
■アムステルダム国立美術館の至宝、レンブラント「夜警」
■ルーベンスの代表作「キリスト降架」、「キリスト昇架」と対になってアントワープ大聖堂を飾る
■ブリューゲル「結婚の行列」を食い入るように観賞
■オルセー美術館は印象派の宝庫。マネ「オランピア」の前で学生と一緒
■モネ「睡蓮」の間で一休み
■ヘリウット・ダウという画家にしびれた。レンブラントのお弟子さんがけど魔術師といわれる細部表現は師匠を凌駕
■おなじくダウ、題は確か「若い母親」この絵を4~5枚アップで撮影しました
■さすが巨匠フランス・ハルス。フランスだけどオランダの人
■ゴッホも忘れちゃいませんよ。ゴッホ美術館は写真撮影禁止。めずらしい。
さて、出発前に日本でも過去最大のフェルメール展が開催されており、私も帰国時に観賞するため予約チケットを購入した。フェルメールには15人子どもがいて、故郷のデルフトという小さな街からほとんど出ることなく、これまた小さな部屋でおこる些細な日常を描き続けた人。不思議だね、こんな絵が世界中の人を感動させるなんて。今回、東京で見た代表作「牛乳を注ぐ女」でその秘密が少しわかったような気がした。明暗、色彩、構図という絵画の基本を突詰めると絵がおのずと語りかけてくる、というのを実感した。それにしても独占観賞できたルーブルやオランダの美術館が夢のよう。東京の人ごみのなかでの絵画鑑賞のコツも習得したんだけど、やっぱり絵画はゆっくり愛でる余裕が必要だね。
■ルーブルのフェルメール「糸を紡ぐ女」の前で、おもわず隣の女性と言葉を交わす
■アップ写真をとったけど、こちらのピンがぼけちゃって?
■小さな絵ですが、ルーブルで一番感動!
■これは現場で撮影。写真はノンフラッシュでほぼどこもOK
■子ども達の美術授業がどこでもやっていた。私もこっそり受講
■フェルメールの代表作「真珠の耳飾の少女」の対面に「デルフトの眺望」
■締めは東京上野美術館でのフェルメール展。すごい人で一気に日本を体感。写真撮影厳禁なので、外の巨大看板のフェルメールを皆と一緒に撮影
晩秋のパリ。ルーブル宮を散策するパリジャンたち。
凸凹海外研修はパリからベルギー、オランダ2週間。パリでは、前田一歩園創設者前田正名がパリ留学時の協力者である種苗店ヴィルモランの現社長と面談。その後、友人の娘さんが開業したモンマルトルのパテスリーで甘い再会。パリで活躍している今昔の縁者との出会いに旅の醍醐味。ちょっと深夜特急便の気分でした。
今回は、ここ数年はまっている西洋絵画観賞の旅、北方ルネサンスから17世紀、市民社会がメインとなったベルギー、オランダの作家たちの作品を追っかけて北上です。ブリューゲル、レンブランド、フェルメールなどの名画を見るのと活躍した街を訪ねるのが目的でした。
その一つ、ガイド仲間が昔、駐在していたお勧めブルージュ(ベルギー)訪問。7.8年越しの夢が実現しました。馬車の蹄の音と、鐘楼の音色で目覚め、運河をクルーズ、美術館で名画に触れました。夜はベルギー料理を味わい、中世の街並みが残る空間に滞在したという感じがしました。
というわけで、どこが研修か?と疑いを持たれる御仁もいられるとおもいますが、当舎のお客様は個人旅行で地域ガイドを使う方たちで、多くの方は海外旅行でそういう観光文化を身につけておられる。そんな、お客様の立場を理解するには、まず自分自身がその立場に身をおいて旅先で様々な経験をすることが最高の研修なのです。本当ですよ!
■隣席の訪日旅行帰りの方と旅の話に華が咲く。長いフライトでたっぷり外国人旅行者と話が出来る貴重な時
■さっそくパリのビストロでフレンチを堪能。安着祝いで乾杯!
■安宿利用なので朝は近くのパン屋で朝食。小さい店だったがエリック・カイザーという有名店
■晩秋の紅葉がしぶいパリの朝、8時にやっと日の出。遅い!
■前田一歩園創設者の前田正名がパリ留学時代お世話になった種苗店訪問
■突然の訪問ではあったが、社長と面談。1743年創業の老舗種苗店
■ルーブルで絵画鑑賞、フェルメールを静かに、こんな至近距離で観賞し、写真も撮れる!
■こんな宿に泊まります。ネットで探せて国内旅行並みの手軽さ
■モンマルトルで開店した友人の娘さんのお菓子屋さん、旦那はいまやパリを代表するパテシエの一人
■エクレアを食べました。幸せな気分になりました。異国で頑張っている人に会う、旅の醍醐味
■2週間ほどの旅は質素に倹約ということでスーパー探訪は楽しみ
■乳製品と果物が充実。ブルーベリーが2ユーロ(260円)くらい!
■名物料理もいただきたい。ゲントのワーテルゾーイ。鶏肉、野菜のクリームシチュー、美味しいが量多い!
■石畳と馬車、中世の空間に憩うブルージュ。馬車の蹄と鐘楼の鐘の音で目覚める朝
■ブルージュの運河クルーズ、このガイド、4カ国語くらいを操り、3分に1回は笑いをとる、負けた!
■ブルージュはメムリンクという画家が活躍した街でその美術館で作品観賞。ちなみにアントワープはルーベンス、ゲントはエイク兄弟の街といわれている
■ベルギーは美食の国、そして地ビールの国。あまり飲まない我々も雰囲気に飲まれる
■標識がなかったら寺院と間違えるアントワープ駅、他にも古い佇まいの駅もあるが、ここはとびきり。しばし見とれる
■17世紀に大活躍したルーベンスの代表作が祭壇画になっているアントワープの大聖堂
■港街なので海鮮をチェックにお店へ、貝とサーモンをテイクアウト、抜群に旨かったぜ兄ちゃん!
■「フランダースの犬」でネロとパトラッシュが絶命した大聖堂前にかわいい彫像。ちなみに私はフランダースはシランダース
■ベルギー色に染まったブルちゃん。この夕方、霰が降ってとても寒い1日、ブルブル。
■ルーベンスの家は人気の観光スポット。画家として外交官として活躍したルーベンスはマルチワーカー
■オランダは自転車の国なんだね。スケートの国でもあって、「クスリ」の地を最初に旅行記に記したのもオランダの船だったんだね
■フェルメールの名画「真珠の首飾りの少女」の前で子ども達の美術授業、現地ならではのゆとり。随所で見かけた微笑ましい授業
■レンブランドの名作『テュルプ博士の解剖学講義』の前で、ゆっくり絵画鑑賞
■アムステルダムは運河でレイアウトされたとてもユニークな街、自由な気風も特徴
■世界三大名画の一つともいわれるレンブランドの「夜警」の前で子ども達が美術授業
■オランダは日本と縁の深い国、風俗画や農民画、風景画など身近な画題が開かれたのもこの国
■トラムと自転車がメインでぼさぼさしていると自転車に轢かれそう
アムステルダム駅で自由にピアノを弾く、私も弾こうかとおもったけど…
アムステルダムは運河と自転車の街
◆武四郎は湖の4島巡りを1日かけておこないました
阿寒湖畔ボッケ散策路にある武四郎が詠んだ漢詩の碑。
読みは、
「水面、風収まる夕日の間
小舟棹をさして崖に沿いて帰る
たちまちに落つ銀峰千仭(せんじん)の影
これわれ昨日よじのぼりし所の山」
阿寒クラシックトレイル山湖の道は、雌阿寒岳から下山し翌日丸木舟で湖水めぐりをした武四郎一行に習い、その船着場トウチピアニからカヌーを漕ぎ出した。
久摺日誌に描かれた絵と碑文から、傾く陽光に照らされて、少し気持ちを重ねることができました。
◆武四郎の漢詩碑。ボッケ散策路の入口にあります
◆「久摺日誌」より4島巡りの様子の絵図
◆拡大すると丸木舟に乗った一行が
■武四郎も丸木舟に乗ったトウチピアニ(船着場)から出発
■武四郎に習い湖上めぐり、こちらはカナディアンカヌーで
釧路湿原、阿寒・摩周の2つの国立公園をメインに、自然の恵が命にもたらす恩恵を体感し、自然環境における連鎖や共生の姿を動植物の営みをとおしてご案内します。また、アイヌや先人たちの知恵や暮らしに学びながら、私たちのライフスタイルや人生観、自然観を見つめ直す機会を提供することをガイド理念としています。