「花鳥風水」カテゴリーアーカイブ

北国の春はあっという間に…

我が家は釧路市の郊外、美原という釧路湿原に隣接するエリアにあります。外周4.5kmの散策路があって、たまにはエゾシカも散歩しているような処。自然の植物とともに我が家の小さな庭にも園芸種が春の芽吹き。ルバーブの芽が出たと思いきや、あっというまに成長、ツレがさっそくジャムを作りました。遊歩道の早春の花たちも次のグループにとって代わり、今年はエゾエンゴサクやキバナノアマナを見逃したとおもいました。あっというまに春は駆け抜けます。(2024.5.15)

ツレのルバーブジャムは大好評
ルバーブはフキに似た感じ。フキはまだ収穫にはちょっと早い。
5月12日の美原遊歩道を散歩。エゾヤマザクラがまだ残り、ニリンソウが満開でした。

GW中の桜開花は最速かも?

釧路市美原は湿原の際。今朝、お隣の標準木のサクラ開花。釧路は日本列島最後の桜開花の地で、例年は5月中旬以降。でも、最近は徐々に早まり、GW中の当舎開花宣言は最速かも。ソメイヨシノではなく、エゾヤマザクラがメインです。少しピンクがかって、葉も一緒に顔をだします。北国の春は足早に通り過ぎるので時期を逃さず山菜を食べ、野草を愛で、鳥のさえずりに耳を澄ます素敵な日々です。

大雪山は世界有数の高山植物の宝庫です

ホソバウルップソウ(紫)を取り囲むようにチングルマとエゾノツガザクラ(化雲岳)

釧路市内から約3時間半で大雪山国立公園。7月15日から18日まで3泊4日の山旅はテントと食糧をもって自給自足の北海道仕様の縦走でした。北海道の山には食事提供の山小屋がありません。さらにコロナ禍で避難小屋も出来るだけ使用しないのが基本。
コースは沼の原という湿原帯から入山し、五色が原、化雲岳、ヒサゴ沼、トムラウシ山、忠別岳、高根が原、緑岳、高原温泉とまさにカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)を縦走し、様々なエリアで沢山の高山植物を見ることができました。その一部をご紹介します。

知床・根室でバードウォッチングツアー

野付半島の先端部から知床半島を一望する。野鳥のパラダイス!

英国ソールズベリー近郊の街から来た、男性を案内して釧路・羅臼・野付・根室を2泊3日のバードウォッチングツアーをして来ました。彼は野鳥に関して非常に詳しくほとんどの鳥を詳細に認識できるバードウォッチャーです。
おもなスケジュールは…、
1日目、釧路を発って、鶴居音羽橋、サンクチュアリ、鶴居村周辺。その後屈斜路湖に向かいハクチョウ観察。中標津を経由して羅臼町「鷲の宿」に宿泊。シマフクロウを観察。
2日目、羅臼周辺を観察の後、野付半島で 観察。風蓮湖の湖岸にある民宿風蓮に宿泊。
3日目、予定していた落石クルーズが悪天のために欠航。明治公園で観察、温根元ハイドで観察後、納沙布岬に移動。納沙布岬から鶴居村まで移動し観察後、釧路空港にて終了しました。

天候は全行程ほぼ好天でした。特に2日目は快晴、道東の山並みを一望できる景観は私もそう経験できるものではありません。しかし、最終日は前夜の降雨、降雪により路上がアイスバーンとなりかなり厳しい路面状態でしたがなんとか無事終了しました。
彼のお目当ての鳥は一番にエゾフクロウ。それにシマフクロウ他初見の鳥を見ることが最優先。結果として総数71種類。内、初めての鳥は約10種類でした。
特にシマフクロウは「鷲の宿」での夜間観察ではなかなか現れず、午後4時から待って11時30分にやっと登場してホッとしました。
また野付半島は先端部から歩いてさらに30分進むと開口部分の水面に水鳥が集結し、コクガン、ホオジロガモ、ハクチョウ、ウミアイサなどが集結し、さらに陸上部ではユキホオジロを観察することができました。
根室の明治公園では記録の少ないナキイスカとギンザンマシコのメスをゲット。

エゾフクロウは初日見ることができず、道中4箇所の観察ポイントも全て駄目で「何とか見たい!」との彼からのリクエストは日に日にプレッシャーとなり、最後にまた、釧路でトライすることにしました。
結果は、バッチリ!!! 最後の最後にお目当ての鳥に出会えて、最高でした。
英国のバードウォッチャーはこういう最大の喜びの時は、「Bonanza!」(ボナンザ!)といいます。
ツアー後、彼からのメールには最大の賛辞と、「北海道に恋におちた。既に再訪の用意をしている」と書かれていました。
私はガイドの身でありながら、彼から実に多くの野鳥の識別を教えてもらい、大変充実し学びの多い三日間のガイドでありました。
授業料を払ってもいいくらい(笑)

ガンの渡りの季節です

数種のガンが一斉に飛ぶ姿は壮観

十勝の浦幌町の南側に位置する三日月沼周辺は、ガンの渡りで賑わっています。先日(11月6日)に秋の渡りで集うガンたちを見てきました。春は3月22日に見ています。一時、絶滅の危機に瀕していたハクガンやシジュウカラガンも関係者の努力で数を増しているようです。特にハクガンは主要繁殖地の北極海ウランゲリ島での保護活動がうまくいっているようで、今回も沢山の若鳥たちを確認することができました。
個体数では、シジュウカラガン>ハクガン>マガン>ヒシクイという感じで、ハクチョウもいました。釧路周辺(シラルトロ湖、鶴居村など)で見かけるヒシクイは亜種オオヒシクイなのですが、十勝のそれはヒシクイなのか、オオヒシクイなのか、ちょっと見た目では確認できませんでした。

手前からシジュウカラガン、マガン、ヒシクイ、ハクガン、空を飛ぶ2羽のハクチョウとハクガン

大きな群れが少なくとも2~3箇所確認できたので全体数は把握し切れません。
長い時間、飛翔の姿、採餌の様子、色合いや姿を見ても飽きない晩秋のひと時でした。

ハクガンの家族、白い成鳥(2羽)と若鳥(今年生まれ)たち
ハクガンの主要な繁殖地はウランゲリ島です
グレーっぽい若鳥と白の成鳥のハクガン
シジュウカラガンと奥にマガン
ヒシクイは足と嘴がオレンジ色です
十勝の空にガンが舞います