阿寒クラシックトレイル「里の道」1泊2日のスペシャルイベントは我が生涯の記憶に残る2日間でした。快晴のトレッキング、旧上徹別小学校の佇まい、ユックオハウとイナキビごはんのアイヌ料理、古老エカシの昔話、カピウ&アパッポのアイヌ音楽ライブ、阿寒の森のマツタケのお吸い物とお粥の朝食等々、どれも極上。特に焚き火を囲んで満天の星の下での語りと音楽では、まさにこの場が昔の飽別コタンであったことを体感。鹿笛を吹いたら闇のなかから応える鹿の鳴き声!焚き火がはねた時、古のコタンの人々が我々の周りを囲んでいたのではとおもった。まさに今昔のライブステージ。
「フードマイスター食の現場」カテゴリーアーカイブ
釧路湿原の忘れ形見、春採湖を愛でながら六花亭スイーッ
釧路湿原が海面後退期にのこした湖、春採湖は市民の憩いの場であるとともに、国の天然記念物ヒブナの生息地でもある。この春採湖を見下ろす高台に六花亭のパーラーがある。全国の百貨店で開催される北海道観光と物産展のエースといえば六花亭。帯広が本店だが、釧路にもパーラー併設の店舗がある。なかでもこのお店は眺めがいいので人気。私も春採湖を散策し、エネルギーを消費後に禁断のスイーッをいただく。これで大丈夫!
大谷翔平も応援する鶴居村「生きがい野菜俱楽部」野菜直販店
鶴居村のロードサイドに週3回オープンする「生きがい野菜俱楽部」の野菜直販店です。偶然、9時前に通りかかったら長蛇の列。店内はいろいろな野菜がほぼ100円均一で売られています。店が開いてすぐ売れきれるので、村内以外の方も車で買いにくるそうです。最近、直販店が増えて、生産者と消費者の距離が近くなって、さらに安心安全な食べ物の生産につながっていくといいですね。
美味しい手作り味噌づくり、1年2ヶ月後に本当に美味しいか、わかります。
ここ10年来、道産大豆で手作り味噌を作っています。今朝は今年の仕込み作業で前日から煮ていた大豆を挽肉機ですり潰し、塩・麹を混ぜて漬け込みました。我が家は14ヶ月ほどねかせて仕上がりです。これでまた美味しい味噌がいただけます。
北海道、春の山菜三大帝王!
第1位:左手小鉢にアイヌネギ(ギョウジャニンニク)の醤油浅漬け。独特の風味味わい、山菜好きは我を忘れて野山を駆ける。ちなみにアイヌ名はキト又はキトピロ。
第2位:手前に陣取るコゴミのおひたし。あく抜きや処理の手間がかからず(ゼンマイ部分の毛を取るのが少し大変)、茹でてすぐいただける。くせのない山の味。クサソテツが和名だが、みんな山菜名のコゴミで通用しちゃいます。
第3位:大皿にフキとシイタケの油いため。フキは量といい、味といい、調理のバリエーションも多様で、わが舎では行動食にフキのアンジェリカ(砂糖菓子)を作っている。東北海道のフキは染色体数が特異で巨大であるが味もよく、クマも大好き、私も大好き。