我が家は釧路市の郊外、美原という釧路湿原に隣接するエリアにあります。外周4.5kmの散策路があって、たまにはエゾシカも散歩しているような処。自然の植物とともに我が家の小さな庭にも園芸種が春の芽吹き。ルバーブの芽が出たと思いきや、あっというまに成長、ツレがさっそくジャムを作りました。遊歩道の早春の花たちも次のグループにとって代わり、今年はエゾエンゴサクやキバナノアマナを見逃したとおもいました。あっというまに春は駆け抜けます。(2024.5.15)
「凸凹日誌」カテゴリーアーカイブ
懐かしい釧路の街並みを伝える喫茶「なしかし館~蔵」
釧路駅から幣舞橋までの約8百mはかつての中心街で、今は郊外の国道沿いに遷ってしましました。現在の北大通は金融機関やホテルが目立ちますが、釧路市の中央図書館もあります(北海道銀行の2階以上の階)。その並びにローソンがあって、その奥にあるのが喫茶「なつかし館~蔵」。中野さんという個人蒐集家が集めた華やかなりしころの釧路を伝えるアイテムが満載の喫茶店です。新刊『復刻阿寒国立公園の三恩人+プラス』の新聞取材の合間に「蔵」で一休み。いつもながらオールド釧路を思い出すひととき。おにぎり+おやきでランチ。昭和レトロの雰囲気も充満しております。是非一度、旅先の歴史にも触れてみてください。
道東の春一番の花
4月5日、新刊『復刻阿寒国立公園の三恩人+プラス』の配達で阿寒湖温泉に行ってきました。道東の春一番の花はフクジュソウでしょう。雪割でさく黄色の花弁は太陽を浴びて輝きます。山岳エリアに入ると車からも黄色い群生を見つけることが出来ます。アイヌ料理のカフェ「ポロンノ」で仲間の注文したユックオハウ(鹿肉入りの汁物)にはフキノトウも見っけ! まだまだストーブは必要で、車もスタッドレスですが、一週ごとに早春の変化を見つけることのできる季節です。
投稿再開します!新刊発売開始!!
前回の投稿が2023.5.30でほぼ1年近く、投稿していませんでした。ガイド業を終了し、少し時間にも気持ちにも余裕ができそうなので、出来るだけコンスタントに観光情報や当舎のPR、私の心持を投稿したいと思っています。お付き合いください。
ということで、いきなりPRですが、当舎新刊『復刻阿寒国立公園の三恩人+プラス』が4月1日に発刊されました。釧路市内の書店や観光施設等にはおいているのですが、ご希望の方には郵送サービスもしますので、よろしくお願いします。筆者の種市佐改は冒頭で「観光は愛情産業。優しい自然愛、旅行者への人間愛、熱烈な郷土愛…」とおっしゃる根っからの観光人。故人ですが昭和40~50年代、冬の観光がまったくなかった時期に、三白観光(タンチョウ、ハクチョウ、流氷)の提唱し、現在の道東観光の発展に尽力した方です。
また、種市さんは観光に関する地域資料の蒐集や執筆なども精力的におこないました。その道東観光の魅力を発信し続けた種市佐改さんの名著『阿寒国立公園の三恩人』を復刻し、私も含め編集者3名のあたらな原稿をプラスしたのがこの本です。今、よみがえる阿寒摩周国立公園誕生の秘密。
ヒグマ防災対策訓練をしました
ボクが所属している NPO法人「 釧路湿原やちの会」のメンバーとヒグマ 撃退スプレーの実証訓練をしました。日頃、湿原周辺でガイドをする機会が多いので安全対策の手段としてメンバーはヒグマ 撃退スプレーを所持していますが、なかなか使う機会はないので、古いスプレーもあるので実際に使用してみるいい機会となりました 。ものによって違うのですが、だいたい10m 以内で使うことになっているので、目標物を5mに設定してその距離感も含めて噴射訓練をしました。なかなかこの距離までヒグマが接近するのを待って使うのは、ちょっと忍耐力と勇気が試されますが、このような訓練をすることで頭の中にイメージを置いておくことができて有意義な体験だったと思います。使用期限を5年ぐらい過ぎたものはまだ使えましたが、それ以上のものはやはり噴射力が弱くて使えません。 ボクは今年入れ替えて、スズメバチ撃退スプレーとセットでいつも携帯しています。使わないのに越したことはありませんが、備えあれば憂いなしですね。