「映画・本・JAZZ・登山」カテゴリーアーカイブ

早春の水のカムイ圏トレッキング

眼下に広がるパンケトーと雄阿寒の雄姿

早春の水のカムイトレッキング。津別ノンノの森から阿寒・湖北の森までの約10km。オホーツクに注ぐ津別川流域から分水嶺を越え、太平洋に注ぐイベシベツ川流域をゆく水のカムイの道(ルゥ)。クマやリス、ウサギたちと仲間のスノーシューの足跡競演。まっこと見事なエゾマツやダケカンバの森を抜け、眼下に愛でるパンケトー、遠望すれば神々しく陽光に照らされる阿寒湖。お金はなくとも、自然堪能に関しては間違いなく富裕層な、わ・た・しの一日。

遠望する阿寒湖の眺めに一同感激
全行程約10kmのトレッキング

雑誌「faura(ファウラ)」松浦武四郎特集に阿寒クラシックトレイル

阿寒クラシックトレイルが雑誌faura(ファウラ)松浦武四郎特集号に掲載されました。4ページも載っていて、さらに拙書「旅する阿寒」もご紹介いただきました。

阿寒クラシックトレイルが雑誌faura(ファウラ)松浦武四郎特集号に掲載されました。4ページも載っていて、さらに拙書「旅する阿寒」もご紹介いただきました。今年の阿寒クラシックトレイルのスケジュールもご参照ください。

『自游人』復刻版が出版

急逝した友人が発行していた個人誌の通巻復刻版が完成!今年の一つの仕事の区切り。

4年前に急逝した友人が発行していた個人誌『自游人』。その通巻復刻版が完成した。登山を愛し、本を愛し、愛犬と暮らし、知友人を大切にした故人が自然・書評・社会時評・愛犬生活等々自由奔放に書き編集した縦横無尽な個人誌である。
私も書き手として随所に登場。30数年前の自分で出会える。振り返って読むとあの時の自分に会える新鮮さ。いわば創造的後退現象。あらためて、生かされて生きる命を大切に、とおもう。

記念すべき第1号は、羅臼岳でのヒグマ遭遇。この時は私も一緒。
自游人は最初は「自遊人」だったが途中から「自游人」に改名した
手書きからスタート、ワープロ貼り付け、最後はパソコンレイアウト編集
私の仲人でもありまして、この写真はそのときのもの
山をこよなく愛いし、結構、危険なこともやってきました

身近な野鳥と自然に目をむけて

スズメが一番登場します

今年は自分も本を出版した縁なのか、様々な方から贈呈本をいただきます。連れの親戚の方から写真集をいただきました『Kita SiTaURa De ToRiMaSiTa 北下浦でとりました』というタイトルです。著者名が表紙にないので奥付けで確認したら、なんと!ご本人の本でした。義母の姉の息子さんで、母上は今年お亡くなりになり、長い間、介護されていたので連れは義母を連れて神奈川までお見舞いやお墓参りにいっていたので息子さんとも懇意でした。
そんな状況での出版ですから、なおさら驚きました。本を開くと納得。ご自分のおかれている状況のなかで目にする自然(おもに野鳥が中心ですが)を対象に、撮られた写真が著者の生活リズムのように淡々と綴られています。説明文もキャプションもなく、ただ写真から問いかけてくるもの、写真と著者との関係性におもいをめぐらせる純写真の世界とでもいったらいいような素敵な写真集です。写真でひらかれた著者の世界を見させていただきました。
創英社/三省堂書店は大手出版社ですが、自費出版事業もされています。デジタル画像の情報交換の世界ですが、こんなアナログ出版物のあり方もいいですね。

ただ歩くだけじゃ、私もつづきませんね
散歩で出会う北下浦はこんな処なんですね
スズメの写真はなかなか観察が深い
クリスマスに出版、ということは出版前にいただいた!

嵐をむかえつつ「山湖の道」を旅人は阿寒へ

七曲の急坂を上がると難関の胸突き八丁があります

阿寒クラシックトレイル山湖の道が10/29おこなわれました。あの台風が近づくなか、ほぼ道中、雨のなかを皆さん無事歩きました。今回、より松浦武四郎の日誌に沿ったルートを歩いたため、急登箇所もあって、苦労されている方もいましたが助け合って何とかクリア。絶景は望めませんでしたがお昼休みの展望台ではテントを張って、暖かくて美味しいユックオハウ(アイヌの伝統食の鹿汁)に舌鼓。床さんの唄とムックリの調べ、そして雨音の競演でフキの下のコロポックルになったような気分でした。参加者の皆さん、スタッフ、床さん大変ご苦労様でした。

参加者を前に出発前の挨拶、イタルイカはまだ雨は降っていませんでしたが…
今回のメインガイドは阿寒湖温泉のネイチャーガイド加藤さんです
最年少参加者も胸突き八丁を一歩一歩。
10月中旬に降った残雪の中を峠にむけて歩きます
いざ、イタルイカを出発!小川を渡りひらけた笹原を歩きます
昼食の展望台には急造テントがラワンフキの葉のように我々を包んでくれました
床絵美さんのウポポ(唄)とムックリ+雨音の調べでうっとり。
スタッフはテントの溜まり水にヒヤヒヤ。
テントのなかはオハウの湯気でもあもあ。鹿肉沢山のあつあつオハウが沁みる。