はじめての飯寿司づくり

 

izushiup (1)今週末は、初めての飯寿司づくりに奔走しました。
木曜日に笹をとるために結局、阿寒の山まで行くことになり、クマイザサをいただき。塩紅鮭の塩蔵処理や、野菜を切ったり、麹や柚子を用意したり。はじめてなので、なんといっても樽を用意しなければ、と結局は秋田杉の木樽を購入!これから毎年活躍してもらわねば…。
小さい頃から母が漬けてくれたハタハタの飯寿司を大晦日に食べるのが楽しみでした。
飯寿司の記憶はハタハタ、鮭からカレイやホッケ、はたまたキンキやヤマメの変り種もあったような?
我が家は紅鮭2本でスタートしましたが、紅鮭が出来るのであれば、ヒメマスの飯寿司もあるのかしらん!
ともわれ大晦日が楽しみですが、ここ数日は気温が気になりますね。

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事前の塩蔵処理が大切なんじゃ
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こんなに笹を探したのははじめて、大きくて周りが枯れていないやつをゲット
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ゆずと鷹の爪は良品を
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飯寿司づくりの師匠宅にて漬け込み開始
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語りつくせない細かな配慮もレシピにチェック

釧路の民俗芸能で盛り上がったイコロ

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釧路地方の民俗芸能を一堂に介して、第1回阿寒湖アイヌシアターイコロ民俗芸能フェスティバルが開催されました。蝦夷太鼓、駒踊り、鳥取獅子舞そして釧路、白糠のアイヌ民族芸能がそれぞれの歴史と持ち味を代表曲に託したイベントでした。今回は特にイコロという劇場の個性がそれぞれの芸能を際立たせていたと思います。ここのステージは高さ10cmのローステージで、座席と前面フロワーが一体で使用できるため、ステージの臨場感が客席によく伝わります。また、今回特に蝦夷太鼓の演奏で音響がとてもよいとおもいました。太鼓は演奏空間で騒音になったりしますが、ほどよい残響の残しながら次から次へ繰り出される太鼓の響きがとても心地よかったです。蝦夷太鼓の創設者、丹葉節郎は、阿寒湖ではマリモ祭りの創設者の一人であり、阿寒湖ユーカラ座のパリ公演の立役者でも会った人です。私も教えをいただきた方でもあり、ひときわ感慨深い太鼓の響きでした。

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駒踊りは楽しい!
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鳥取獅子舞は伝統の重み
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白糠は浜らしいクジラの踊り
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阿寒湖も酔っぱらいのもて男で
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若手の熱気が伝わる
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蝦夷太鼓は釧路が誇る民俗芸能
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各団体の競演でフィナーレ。会場も盛り上がった!

シンポジウムで阿寒クラシックトレイルの魅力をアピール

 

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自らもトレイルランナーで、登山や釣りにも取り組んでいる武田さん

11月1日阿寒湖まりむ館で開催された「トレイルラン&ノルディックウォーク シンポジウム」にパネラーの一人としたご招待され、参加してきました。北海道のトレイルランニングの第一人者武田渉さんをメインに、阿寒湖鶴雅グループでノルディックウォークの普及に尽力されている高田茂さんと、私の3名で阿寒湖の自然の魅力開拓についてお話をしました。旅行が多様化しているのは昨今の現象ではありませんが、ことアウトドアに関して言えば、欧米より導入されたスポーツやエクササイズでバリエーションがさらに増しているところです。3者の共通意見は、阿寒湖温泉が温泉街からダイレクトに自然と隣接しているところが、アクティビティを準備したり楽しんだりする利用者側からは大きな魅力とのことで一致しました。しかしながら、その利活用はまだまだ不足しており、新たなアウトドアスポーツの導入で温泉地の可能性を拓きたいのが主催者であるNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構の意図です。パネラーからは、地元にそのスポーツが理解されることの重要性やフィールドの可能性などの調査や研究に時間が必要との発言もあり、安全管理上の課題等もそれぞれのアクティビティは違うが、共通で課題整理していけるのでは、との意見もありました。トレイルランの武田さんは、来シーズンでも仲間と調査に来たい、との意向を示され、地元のやる気にも感心していました。私も、今の阿寒クラシックトレイルルートだけではなく、トレイルランと共通で開拓できるロングトレイルルートもあるのではないかと密かに来年の計画におもいをめぐらせました。

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私も阿寒クラシックトレイルの主旨、コース、現状や課題を発言
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最近の山の本。武四郎が日本の近代登山の先駆者でもあったと…
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TVではアドベンチャーレーサーの田中君が百名山一筆書き達成!

 

快晴のなか、「川の道」を歩きました

10/25阿寒クラシックトレイル「川の道」が快晴のなか、開催されました。阿寒川橋から7.6k、阿寒川ぞいに歩きました。さすがに紅葉は終わりをむかえていましたが、まだ、しぶといヤマモミジやミズナラがアクセントのように河畔に残っていました。貝殻化石を拾い、キノコを採り、カツラの落ち葉の香りに浸り、熊の足跡やヤマセミの登場に驚き、ヤマブドウを採るのに童心に還り…。天然キノコ汁や手作りスコーンなど味覚の秋も堪能したトレイルでした。参加者の皆さんにも満足いただけたでしょうか?
私は松浦武四郎の足跡を何点か再確認できたことと、阿寒川の成り立ちを地形や地質で知ることができたのも収穫でした。またひとつ、阿寒の魅力に触れ、満足のひとときでした。
今年最後のトレイル「山湖の道」開催案内はこちらへ→http://dekoboko.biz/?p=941

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これは、これは、ホットな熊さんの足跡!
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林道ののどかな道もあります
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天然エノキの味噌汁がお昼のサプライズ
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阿寒川ののどかな河畔でランチ、ヤマセミ登場。

今年の紅葉は美しいといわれたけれど…

大雪山の紅葉は、ここ数年で最高の美しさ、と新聞紙上でも紹介されていましたが、残念ながら大雪にはいけませんでした。それでも仕事とプライベートでも道東の紅葉を堪能した10月でした。紅葉は、樹種により色も時期も違って、年毎に今年は何の木が綺麗だけれど、何の木はどうも…、という差異をチェックするのもまた楽しみではあります。紅葉の時期だからこそ、あそこはモミジが多いとか、カツラが多いとか、森の個性も際立ちます。
たしかに、今年の紅葉は綺麗なようです。温度差や天候の具合にもよるでしょうが、エゾヤマザクラやナナカマドが今一つだった印象はありますが、あとは山も里も綺麗でたっぷり行く秋を堪能した気分です。「川の道」ウォークの10月25日には、どのくらい辛抱した紅葉が見れるのか、これはこれで、楽しみです。

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10/17「川の道」ウォークの下見で阿寒川中流域。こんなにモミジが豊富な処は阿寒でもそうないのでは、川筋で日当たりが良いせいか、最高の紅葉!
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10/19釧路市美原地区の遊歩道のキタガミハクヨウの黄葉。いつもは黄色なのだけれど、今年はこれに少しオレンジが混じってどうしたんだろう?
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10/15 津別町の紅葉。針葉樹と広葉樹が入り混じり、This is HOKKAIDOの紅葉です。
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いつも楽しませてくれる国道240号沿線の舌川原宅の紅葉。見事に手入れされたお庭にリアルな熊の置物が阿寒の森の雰囲気。本当のクマさんも見たらどうおもうのだろうか?

釧路湿原、阿寒・摩周の2つの国立公園をメインに、自然の恵が命にもたらす恩恵を体感し、自然環境における連鎖や共生の姿を動植物の営みをとおしてご案内します。また、アイヌや先人たちの知恵や暮らしに学びながら、私たちのライフスタイルや人生観、自然観を見つめ直す機会を提供することをガイド理念としています。