第3話「どんな宿がお気に入り」(私たちの旅スタイル全7話)

長屋風ロンドン(パディントン)のB&B。同じつくりで名前だけ違うので最初は面食らう

宿泊は個人手配するときは《Booking.com》や《Expediaエクスペディア》を使う。英国のフットパスめぐりではB&Bやインといった民宿系の宿泊地を探したのだが確保が容易。ただ注意点というか、私の失敗例もご参照下さい。

 宿泊設備の用件をよくチェックすること。特にトイレが共用か、部屋付けか。バスタブがあるか、ないか等、よくチェックすると書いてあるが、料金とか、雰囲気で決めると現場で後悔。特に歳をとるとトイレの共用は遠慮したい。また、音がうるさいとか、清掃が行き届いていないなどはクチコミ情報などをチェック。宿泊場所は大切な旅の要素でもあり、楽しみながら探すことができればこれに越したことはない。デザインホテルも楽しそう。

ちなみに当舎の選択優先基準は、立地(観光拠点又は駅)、価格(1室1万円前後)、トイレ付き(できればバスタブも)。

フリープランでは、価格に合わせて宿泊用件が揃ったホテルが用意されているが、低額商品について旅行代理店はホテルのグレードアップを提案してくる。「旅行価格のホテルは観光拠点から遠隔地の場合があります。立地のいいホテルにグレードアップしませんか」、これにはついグレードアップしてしまうのだが、後でホテルの料金を調べると相当な価格差。旅行代理店は宿泊のグレードアップや空港へのタクシー出迎え手配などで儲けているのがよくわかる。タクシー出迎えは1人当たりの価格設定(そもそも1人当たりが変)。通常、空港で1台利用時の2倍~3倍の価格。空港でタクシー(白タクはだめ)を拾うので充分安心。

 ホテルは旅行シーズンによっては、高級ホテルが低価格で泊まれることもあるので、とても得した気分で宿泊できる。フランス・ベルギー・オランダを11月に旅したときは、全部個人手配だったがベルギーの三ツ星ホテルが1室8000円台だった。

 もう一つ失敗例。宿泊の支払は現地カード払いだが、ベルギーのB&Bでカードの器具が不調だったのか、「後で請求します」「はい、わかったよ」。ということで帰国したらメールで支払先の銀行口座を知らせてきたので、支払手続きをしに銀行に出向いたら送金手数料が何んと5000円!。私の常識欠如。宿泊料が8000円くらいだったので、なんとか安い方法で送金できないか、検討したところ「ゆうちょダイレクト」の口座をつくって送金すると2000円ということで、この手続きに行き着くまでえらい苦労。ただ、「ゆうちょダイレクト」は郵貯口座同士の振込みが月5回まで無料、他銀行への振り込み手数料も低額ということで、当舎のメイン口座もこれを機に変更した、というおまけがついた。(ただでは転ばない)

 支払はカード若しくは現金でも、必ず現地で済ますべし。(ただし、この分野日進月歩でPayPalやPaypayなど訳のわからない電子マネーが横行しているのでもっと簡便な方法があるのかもしれない)

英国チェルトナムのB&B。普通の民家の一室に泊まる感じ。
Innというスタイルで1階は居酒屋、2階が宿泊施設。(英国、チョッピングカムデン)
アムステルダムのユースホステル、縦150%拡大コピー。オランダ人はデカい!
1階の食堂。階高があるので広々としている。
ちょっと狭苦しいがアントワープ大聖堂(ルーベンスのキリスト磔刑図で有名)の隣という絶好の立地。行ってみたら共同トイレ、共同バス、ただし料金は1食付きで一人7千円くらい。安い!
ブリュッセルの三ツ星ホテル、8千円くらい破格料金。朝食代が高いので向かいのコンビニで。