第4話「現地で右往左往もまた良し」(私たちの旅スタイル全7話)

有名なパリミュージアムパス、これでほとんどの美術館を巡れる。空港で購入した。

 旅行の参考図書は『アマゾン』の中古図書で購入。4~5年前の古書だと1円+郵送料の世界。しかし、要注意。今回、これに足元を掬われた。バスセロナのガウディ世界遺産であるグエル公園は現在、事前予約でなければ入場できないシステムになっている。古い雑誌にはそんな記述はなかったので、現地購入とおもっていたら、出来ないことが判明。現地の旅行案内所にも聞いたのだが扉開かず。

今回、購入したてのスマホを宿屋のフリーWi-fiに接続し、ネット購入をこころみたところ、何とか手続きが進み、あとは支払手続きとなったところで、カードのWebサービスのID番号とパスワードの問い合わせ。高齢者には恐怖のID&パスワード。ここで断念。ついに予約とれずグエル公園とは縁がなかったことになった。

教訓は3つ。

  • クレジットカードはpinコード(4桁のやつ)はもとより、WebサービスのID番号とパスワードを忘れずに。(カードは最低2枚、キャリア会社の違うもの)
  • 事前予約がないと入れないところがある。(今回はグエル教会、ボルケーゼ美術館(伊))
  • グエル公園には奥の手があって、開場時間(確か8時~18時)以外は開放されていて、私たちも最終日、早朝に行くことにしたがあいにく雨天で取りやめにした。(最後まであきらめずトライ)。

ネットで事前手配するのに越したことはないのだけど、現地でしか予約又は購入できないものもある。

現地の移動手段である公共交通(地下鉄、バス、トラム等)は回数券(10回がおおいような)や1日単位の乗り放題券、さらには美術館や観光施設ともセットになったパス(バルセロナカード、アムステルダムカードなど)がある。今回はバルセロナ、マドリッドが10回回数券、ローマは3日通し券。

最初に購入するときだけ頑張ればあとは楽である。ヒューマンウォッチングや現地の人との触れ合いを楽しむには公共交通はおもしろい。スマホで目的地を探すのもいいのかもしれないが、スリの格好の餌食になるかも。私はローマの地下鉄でスリ2人組みに狙われたが、スリがどんな雰囲気で行動するかよく観察できた。ローマの地下鉄ではスリに遭遇する確率が高い。スマホよりスリをチェックせよ。

今回バルセロナではフラメンコ観劇のチケットを現地の観光案内所で当日予約購入(その場で支払)した。ちょっと英語力は必要だが、目的が明確なので、身振り手振りでも何とかなる。『ロス・タラントス』という老舗タブラオ(ライブの専用劇場)で、若手の30分位のショーが評判で料金も安くて手頃。これが凄かった。感激した! 現地で楽しめる事を観光案内所でチェックするのもお勧めの一手。

2度目のローマは3日パスでバス利用。車内の改札機で刻印しなければなりません。
待てども時間通りにこないバス。当てにならない時刻表。
メトロやトラムがセットになったパスが一般的。街歩きの必需品。
地下鉄でのヒューマンウォッチングも旅の楽しみ
オランダ全土をカバーする美術館カード。優れもの。