阿寒クラシックトレイル研究会の今年の打ち上げが阿寒アイヌコタン民芸喫茶「ポロンノ」で開催。オーナー夫妻は研究会メンバーでイベントではアイヌ料理とウポポ(唄)やムックリ演奏を披露してくれ、参加者からも大好評。この夜はアイヌ料理をたっぷり堪能。メニューご紹介…、という前に、来年は武四郎北海道命名150年のメモリアルイヤーで、わが研究会もこれを機に過去4年間やってきたイベント形式での開催はひと段落することにしました。来年のラストウォークは例年どおり9月下旬から10月に開催します。乞うご期待!
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オオウバユリを初めて食す!
阿寒湖温泉に会議でお出かけ。沿道はオオウバユリ(アイヌ名はトゥレプ)が満開となり、この時期ならではの花見街道です。私がよくガイドで訪れるキラコタン岬にもオオウバユリの花園があるのですが、今年はこんな具合。犯人はわかっているのですが、これが食害なのか、否か? ということで、阿寒アイヌコタンの民芸カフェ「ポロンノ」でオオウバユリを初めて食することができました。アイヌにとってトゥレプは極めて重要な食糧で、でんぷんの粉を保存食や薬にもつかったそうだ。ゆり根よりイモに近く、繊維質が多いのが特徴。冷凍が可能で、裏メニューでまだ食べれるようです。バター醤油焼きで酒の肴にもあいそう。
月餅を食べながら
香港の友人たちのお土産は月餅(げっぺい。中国語よみはユエビン)。アヒルや鶏の卵の黄身を地域それぞれの餡で来るんだ中国古来のお菓子だそうだ。中秋の名月にお供えし、満月を愛でながら食べるのが正しいようだが、それまで待てないので、湿原のヘイケボタルを愛でながらいただこうか。釧路湿原は蛍見の時節となりました。
阿寒ハイキングで光の森と地元グルメを堪能
阿寒湖スキー場を会場に、光の森散策と地元グルメの人気イベントに参加し、ガイドをしました。快晴で、北海道フラワーソンにも参加し23種の開花を確認。特に数十年に1回開花というミヤコザサ、クマイザサの花を見ました。
フキの旬がやってきました。
フキの旬ですね。
この時期、ガイドをしていると皆さんフキの大きさに感動します。解説としてはこんな話をします。
・北海道のフキは染色体が2倍体(通常3倍体)で巨大化?1~2m、ラワンフキは3mくらいのものも。
・葉柄(ようへい)という葉の付け根を食べる。熊も大好き。
・種名はアキタブキ。6月中旬収穫。
・ラワンブキは足寄町特産で北海道遺産
・松山千春と鈴木宗男の故郷
・普通のフキよりカルシュウム、マグネシウムなどのミネラル豊富
・お客さんに北海道のフキの風味を楽しんでもらうためアンゼリカを作る。
・西洋のお菓子に使う砂糖煮の食材でセイヨウトウキの代表品で日本ではフキを使った。
北海道フードマイスターのコンセプトは「北海道を知ろう、学ぼう、伝えよう!」なんだけど、何と言っても食べるのが一番。フキのアンゼリカをお客さんに楽しんでもらおう!ということで、今年も沢山作りました。