「凸凹日誌」カテゴリーアーカイブ

北海道新聞月刊情報誌fitに掲載

1枚目

北海道新聞社の月刊情報誌fitの「しあわせのカタチ」というコーナーに当舎の記事が掲載されました。熱心な編集女史のロングインタビューを受け、採録原稿の掲載です。私自身の生い立ちから仕事の経歴、当舎設立の経過と今後の期待など…。お受けした時は、本や阿寒クラシックトレイルのPRになるかなぁ、とおもったのですが、いつしか自分史語りのような内容と「しあわせのカタチ」というコーナータイトルに若干の恥じらいを感じております。4ページ全文掲載いたしましたので、よかったらご一読を。

2枚目
3枚目
4枚目

マリモの神秘は変わらず

創られる伝説、継承される伝説。以前から言われていたことですが、あらためて資料があきらかになり、和人の創作による伝説であることがあきらかになりました。科学的な知見も、人文的な知見も、過去の装飾されたマリモの神秘が明らかになっても、さらにマリモの希少性やイメージや豊かさは増すばかりです。古きベールを剥いでもマリモの神秘は変わらず。生息地観察ツアーも楽しみです。

「迎える儀式」で年に一度、引き上げられるマリモ
マリモ祭りは10月8.9.10日開催

素敵なキノコの本はいかが!

大型サイズだが、写真も解説もサイズに馴染んでいます。

阿寒湖畔で自然ガイドをしているキノコ写真家新井文彦さんの新著『森のきのこ、きのこの森』(玄光社刊)を著者サイン入りでゲット。美しいキノコの写真、著者のキノコ愛が伝わる文章、丁寧な解説、斬新なブックデザイン、キノコに手の届くガイド。コウバイタケのように素敵な本です。9月2日には阿寒湖畔で新井さんと、阿寒ネイチャーセンターの安井さんの1日ガイドツアーがあります。7300円は決して高くはありません。期待が膨らむ昼食付なんですから。皆さんも是非どうぞ。

キノコ写真家ですが撮影情報も惜しみなく提供されているところが太っ腹
多彩な教養があふれる解説文です。自然を楽しむ手引書でもあります
解説文も新井ワールド満載で読ませます
新井さんは東北と阿寒の2地域キノコ生活をおくっております

湿原に蝶が舞う

ヒメシジミがドクゼリの花に集まる景色は湿原ならでは

この時期、夏から秋にかけて湿原の花が咲き誇っていますが、その花に多くの蝶が集まっています。ドクゼリの花に集うヒメシジミ。ブルーの翅は雄、茶色の翅は雌です。裏翅の文様もよくわかります。湿原では、ハンノキを食草にするミドリシジミが有名ですが、雄のコバルトグリーンの翅の美しさは見事ですが、留まったときは通常翅を閉じるのでなかなか写真に撮るのは難しい。小さな蝶だけど棲み分けが出来ているようで、ミドリシジミは温根内ビジターセンター側のハンノキ林周辺、ヒメシジミは高層湿原の手前のドクゼリに多いです。

コヒョウモンのようだけど…?
サカハチチョウはイラクサを食草にする蝶
コキマダラセセリかしらん?
クジャクチョウは成虫のまま越冬する逞しい蝶
ミドリシジミ。翅を閉じていますが雄だと輝く緑色の翅がまことに美しい

 

北のアルプ美術館in知床斜里

北のアルプ美術館は建物や外観、庭も素敵なアート空間だ。

両親の実家、私の古里・知床斜里に行くと立ち寄るのが「北のアルプ美術館」。昭和30~50年代にかけて山岳雑誌「アルプ」を発刊するなど登山家、詩人、哲学者、エッセイストとして活躍した串田孫一(1915-2005)の資料を集めた美術館だ。交友のあった斜里の方が創設運営している私設美術館で、その佇まいと山や自然を愛し、

芸術家の知友人が多く、串田の彫像も数点ある

串田と交遊のあった人々の画や工芸、文学などを愛でるひとときが素敵だ。今回は串田の書斎や仕事場が復元され、美術館に増設されたところを見学。私は急逝した友人が発刊していたミニコミ誌の復元版をただいま編集中なので、とても刺激された。実は私は串田の作品を読んだことがないのだが、老後の楽しみをゲットした気分になりました。

山岳雑誌「アルプ」は通巻300号発刊された
蝶の画家・田淵行男の作品の前でニンマリの連れ
あたらに増設された串田の書斎仕事場部分
串田孫一の作品がこんなにあるとはおもわなかった
仕事場復元の展示室が見事
東京の仕事場をそのまま復元したようだ
こちらは居間の復元