「凸凹日誌」カテゴリーアーカイブ

春が来たぞ~!!!

エゾヤマザクラはソメイヨシノよりピンクが濃い自生種です

北国の春は一言でいえば、ドット来る!という感じ。エゾヤマザクラが満開を向かえ、チシマザクラやジバザクラ、庭のサクラソウも満開です。野山も湿原もこれから僅かの期間、次から次へ短い春を謳歌します。

チシマザクラは新緑も同時進行
庭の園芸種サクラソウ。野草のサクラソウも咲く初めています
オオバナノエンレイソウも満開。野山を飾ります。
これはちょっとルバーブもこんなになりました。美味しいジャムまであと一歩。
サクラソウは観光名所が多数あり、道東では東藻琴が有名です

これから釧路地方は桜本番!

後の三角屋根がわが舎です。標準木は向かいの方の庭木です

阿寒(中徹別)ではエゾヤマザクラ開花のようですが、釧路美原の標準木はあと少し、チシマザクラは2輪、エゾヤマザクラもやっと数輪花が開いています。週末は天気が今一なので、来週が花見かなぁ?!

エゾヤマザクラは数輪花を開かせております。
満開は来週早々?
チシマザクラはまだまだこれから
根室で有名なチシマザクラ。千島桜で、北方領土原産でしょうか、数輪開いています
エゾムラサキツツジは自生種ですが庭木でも人気。春一番の花です
わが舎の庭のオオバナノエンレイソウも開花

超地味な湿原の花が満開です。

ホロムイツツジ。ヤチツツジが和名のようです。良く見るとかわいらしい花が鈴なり

5月上旬の湿原はまだ花の季節には早い印象ですが、さにあらず、超地味な花が高層湿原にひっそりと咲いています。茶色の芽のようなヤチヤナギの花はヨーロッパでは、中世にビールなどの香り付けに使ったハーブです。今でもオランダやデンマークではヤチヤナギを使ったビールがあるそうです。摘むといい香り。白い鈴なりの花をつけているのはホロムイツツジ。石狩地方にかつてあった幌向湿原の名前を関した植物は7種あります。今はなき生まれ故郷を懐かしむような控えめな白が哀愁を醸し出します。
温根内木道の先端部は高層湿原という釧路湿原ではたった2%ほどの稀少な地域です。別名ミズゴケ湿原ともよばれますが、高山植物や稀少な花の宝庫ですが、これがいずれも超地味なもの。目をこらすと、あちらこちらに咲いています。地味好みの方には最高の花見です。いずれも樹木の仲間です。

ヤチヤナギ。ちょっと苦味を感じさせる上品な香り。ヤナギに似ていますがヤマモモ科です。
ヤチヤナギとホロムイツツジは高層湿原に一緒に咲いています。
タンチョウもヒナが孵ったんでしょうか、1羽で採餌中
ヤチボウズの新緑、カブスゲが天辺で花を咲かせています
エゾネコノメソウが満開。ヒメカイウやエンコウソウはこれからという感じ

英国トレッキングツアー⑦~バードウォッチング大国イギリス

バッキンガム宮殿のある公園で鳥たちと戯れました

4月6日から16日の11日間、イングランド湖水地方やコッツウォルズなどを歩きながらバードウォッチングもしました。バードウォッチング人口が約3百万人、国民20名に1人の割合のバードウォッチング大国イギリスです。印象は、人と鳥の距離が近いとおもいました。公園や散策路、住宅街でも身近に野鳥観察が楽しめます。名前を確認できたのは57種、全体で60数種の野鳥をチェックしました。私には珍しいけど、英国ではポピュラーな鳥だけをアップします。

これはSerinという鳥では?
国鳥のコマドリ(Robin)。日本のコマドリとは鳴き方、生息場所が違い、どこでも参上。さすが国鳥。
クロウタドリ(Blackbird)も美声を響かせていました
湖沼に多いのはカナダガン。ハクチョウやカモメ達と一緒です
あちらのカラスJackdaw.黒と灰色のコンビで小型、顔に愛嬌あり。
Jackdawは別名chimny-sweep bird(煙突掃除の鳥)。本当!
車窓から見た一番多い鳥はキジかもしれません。愛嬌あり。
かわいいフィンチはChaffinch.色合いがシックです
日本のスズメは(Tree Sparrow),あちらはHouse Sparrowが多い。ちょっと印象が違います

英国トレッキングツアー⑥~コッツウォルズのナショナルトレイルを歩く

牧場境界は石積の壁。人工物がないので景観が美しい

英国には15の国立公園と同じ数のナショナル・トレイルという軸になるフットパスがあります。今回は湖水地方(レイク・デストリクト)という国立公園とコッツウォルズ・ウェイというナショナル・トレイルを歩くことが出来ました。私は全長164kmの最後のほんの10kmほどを歩き終点(起点でもいいのですが)の街、チッピング・カムデンに宿泊しました。ブロードウェイという標高100mほどの街からコッツウォルズ丘陵の標高300m前後の丘沿いのウォーキングです。とても歩きやすく前後の丘までの上り下りが少し難儀するくらいで快適な散策です。途中、羊の放牧地を歩いたり、畑のなかを歩いたり、丘からの絶景ポイントで休息したりして約4時間ほどの歩行時間でした。英国のフットパスは総延長約20数万kmだそうです。私たちが歩いたのはほんの僅かですが、英国の歩く文化の魅力の一端に触れたおもいがありました。

ブロードウェイでフットパスの入口を探します。これが結構たいへん。
こんな標識がありました。さすがナショナルトレイルです。ドングリのサインが目印
子羊たちが遊ぶ牧草地を抜けていきます
牧夫と牧羊犬が羊たちを集めます。見学する我々には最高のアトラクションですが作業は大変。
ブロードウェイ・タワーという丘の上のタワーをめざします
丘からの眺め、さきほどの牧夫が集めた羊の数がわかります。
畑のなかにフットパスの道があります
石壁の間を通り森林地帯にはいります。道に迷う心配はありません。
ドーバーズ・ヒルからコッツウォルズを一望。菜の花畑の黄色いパッチワークが美しい
楡の巨木をながめならが最後の下り坂へ
蜂蜜色の煉瓦で美しいチッピング・カムデンの街に到着。今夜の宿はインというスタイルの居酒屋宿。