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新春は穏やかだけど…

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皆さん、お正月いかがお過ごしでしょうか。釧路の三が日は穏やかな日和でしたが、とにかく寒い日が続きます。気象情報では-14℃前後ですが、私の住まいの美原は市街地の北端なので、これより2.3℃低くなります。阿寒湖畔は-20℃超えで湖上のワカサギ釣りも始まったようです。釧路のもっとも寒いのは1月中旬から2月初旬なので、寒さはこれからが本番です。皆さんもご自愛され新年の冬を乗り切ってください。ということで我が家の質素な手作りおせちをご紹介。

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元旦の朝の食卓
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これといった特徴はないけど、自家製餅のお雑煮
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封印が解かれた、初飯寿司。個性的な味!
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伊達巻は、鶴居村のらんらんハウスの平飼い卵。丹頂餅といただき蜜柑。
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この隅をつまみ喰いする幸せ

 

はくちょうもちで餅をつく。

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この手作り感がたまらない

久しぶりで年末餅つきをしました。子どもが小さかった頃は仲間や家族で臼を借りて結構な量をつきましたが、二人暮らしになって、数年前に留辺蕊町で作っているミニ臼を購入したっきりでご無沙汰でした。
還暦を迎えリセットの意味も込め、今年はお供え餅を自家製で。もち米は道産米「はくちょうもち」。「たんねもち」を母に、「おんねもち」を父として交配され、耐冷性に極めて強く、白度がすこぶるよく、餅質にも優れた優良品種です。なんというか、北海道そのものの食材ですね。
臼は飯寿司の重しで活躍中であったが、臨時登板。もちろん、こっちが本業なんだけど…。連れあいは、若かかりし頃、年末お菓子屋さんでお供え餅づくりのバイト経験があり、異様に手際がいい。完成品をご覧あれ! 白く滑らかなもち肌(当然だけど)。グッと歯に絡む食感。じっくり伝わる食味。食べ過ぎず(糖尿病なので)、喉つまりしないよう、に気をつけて食べねば。アーアー、爺臭いなぁ。

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飯寿司の重石につかっていた臼が…。リリーフじゃなくてぇ、先発でなきぁ!

 

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タンチョウを撮りに行ったらハクチョウがいたので、つい。

 

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私は「ゆめぷりか」より「はくちょうもち」

 

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ミニ臼での持ちつきスタイルはこれだ!
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私が1個まとめる間に、連れは10個作っていた!

 

スキー大会のフィニシュ主任になる

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バーウオッチングをしているわけではありませんが、たまにコースをクマゲラやオジロワシが横切ります

 

阿寒湖畔スキー場で開催された阿寒スラローム大会にお手伝いで行ってきました。道東でアルペンスキーはマイナーな存在かもしれませんが、阿寒や糠平、美幌、津別、北見などのスキー場で将来のオリンピックを目指したスキーヤーたちががんばっています。阿寒湖畔スキー場は小粒ですが、その雪質と大会運営は高い評価をうけており、この大会も国際スキー連盟(FIS)の公認レースで全国の大学、高校、社会人が参加します。
さて、私のポジションはといえば、フィニッシュで通過選手の確認と手動タイムの計測です。大会は地域でのサポートが欠かせません。スタッフはほとんど湖畔住民や道東のスキー関係者。普段、ホテルや商店街、町内会の面々がコース整備や旗門員、記録アナウンスなどに変身! 婦人部の淑女たちもワカサギ汁や豚汁のサービスで大わらわです。とはいえ、おもてなしのプロたちの手際のよさで一冬、7・8回(スケートも入れて)の大会運営を地域で乗り切っていきます。今回の男子2日目の優勝者は弟子屈出身の氏家君でした。地元の選手の優勝に大いに盛り上がった大会でした。

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レースの合間をぬってワカサギ汁にありつけるか、すばやいターンを要求されます
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道東の★、氏家君おめでとう!

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凸凹オリジナルクッキーをつくる

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シナモン入り凸凹オリジナルクッキー

若い時、レアチーズケーキづくりにはまった時期があった。結婚してからは連れ合いのお菓子作りを味見する側にまわることになった。
お菓子づくりの火が再点火されたのは、阿寒のガイド仲間がお客さんに出していた手作りのスコーンである。アウトドアには行動食というグルメジャンルがあるが、ちょっと小腹がすいたときに、手作りで、さらに地元食材(仲間のスコーンにはヨモギが入っていた)を使ったとなれば、得点アップである。
以来、わが舎らしい行動食開発に励んできたが、今回は自分らしく、スタイルから入ってみた。凸凹をつくるのは、定型型がないのでなかなか面倒。レシピは、2014料理レシピ本大賞の、なかしましほさんの『まいちに食べたい”ごはんのような”クッキーとビスケットの本』から。
味は???

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簡単、早い、シンプル!
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粉は道産、シロップはカナダ産でした

旬のシシャモはどんな味?

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シシャモはアイヌ語でスス・ハム(柳の葉っぱ)が語源

晩秋から初冬にかけての一週間ほど、釧路川にシシャモが帰ってくる。このシシャモを捕獲して、人工孵化させる事業がシシャモの安定した漁獲量を支えている。
三十年ほど前、市役所の魚揚場に勤務していた頃、一度、この仕事を手伝わさせていただいた。謙虚な言い回しには訳がある。深夜に網をかけて遡上するシシャモを一網打尽にするのだが、私の仕事は引き上げた網に引っかかっているシシャモを外す役目で、結局、集めたシシャモはお駄賃替わりにいただいてしまったのだ。その時の一夜干しの美味しさは今も記憶に残っている。
釧路市漁協でこのシシャモ増殖事業を手がけた工藤虎男さんは随筆家としても知られた方だが、水産現場の視点で釧路の魚のお話を執筆いただいた『釧路港味覚の散歩みち』は、今でも釧路新書のロングセラーだ。そのなかで、グルメ番組のレポーターが旬のシシャモの取材で、脂がのっていて旬のシシャモは旨い、といわれ、がっかりしたというくだりがある。工藤氏曰く、旬のシシャモの味わいは、少し脂分がぬけて、独自の風味と淡白さが際立つところであり、どうやら都会のカペリン(カラフトシシャモ)の味になれた、レポーター氏には、旨み=脂がのっている、との数式が美味の表現パターンになっていたのかもしれない。
私の味覚も、はたしてシシャモの風味や味わいを感知する感覚が残っているだろうか。
今年も旬のシシャモを味わえる幸せを噛み締めたい。

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捕獲事業の様子を伝える新聞記事。寒いよ~
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釧路の魚の味自慢が魚河岸の現場から伝わります