「花鳥風水」カテゴリーアーカイブ

春採湖で春をトル

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春採湖と博物館をバックにオニグルミの羊顔

 

釧路市民の憩いの水辺、春採湖で春を撮ってきました。1周約4kほどで植物も多く、野鳥の宝庫でしたが最近はどういうわけか、野鳥のほうは寂しくなりました。とはいえ、常連のオオバン、早めのカワラヒワ、さらにはノビタキ(写真なし)もいました。湖面では百を超えるカワアイサの群れが北帰行の途中に立ち寄って休憩しているのではないかとおもいます。一斉に潜水しまた一斉に浮上する動作を繰り返していましたが、きっと集団ストレッチに違いありません。
南向きの斜面にはエゾエンゴサクが咲き誇り、湖岸はフキノトウやバイケイソウの芽吹きが全国唯一の石炭列車の線路脇も飾っています。エゾヤマザクラはまだ頑なに芽を閉じ、5月をまっています。オニグルミは変身の用意万端、ハマナスも地味だけと芽も赤いところを見せてくれてます。春採湖は、昔は春鳥ともいいましたが、今日は、私の春撮湖でした。

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石炭運搬列車が散策路と併走します
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沼尻川河口にはコイの群れ
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カワラヒワがさえずっていました。なかなかの美声
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常連のオオバンはここで繁殖
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プレーの準備に思案顔
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エゾエンゴサクとバイケイソウの花園オープン
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マガモの夫妻。雄の尾羽の巻き上げに注目
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ハマナスの芽吹き。やっぱりハマナス色
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エゾヤマザクラは硬く芽を閉ざし
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①百羽をこえるカワイアサの群れ
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②一斉に潜水
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③また一斉に浮上を繰り返す

 

月食  lunar eclipse

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ほぼ皆既月食。赤黒い月光が特徴のようです。

 

▸皆既月食を撮影してみました。私のカメラはCanon PowerShot SX50HSというもので、マクロから50倍ズームまでこなす軽量なコンパクトデジカメです。若かりし時は写真小僧だったので、一眼レフから自分で現像処理や焼付けもしていました。現在は、作品というより記録という感じで撮ってます。さて、皆既月食の撮影は順調でしたが、午後8時54分からの皆既月食になってからピントが合いません。このカメラは自動焦点なんですが、超望遠で皆既月食で光も翳り、機械が混乱したようです。説明書をひっくりかえし、やっと自動から手動への切り替えを見つけ、無限大固定ピントでの撮影をしたときは皆既月食を少し過ぎていました。
▸英語で日食はソーラーエクリプス(Solar eclipse)、月食はルーナーエクリプス( lunar eclipse )というそうです。エクリプスは食、つまり欠けることなんですね。野鳥の世界ではカモ類の雄は繁殖羽が換羽する時期に、雌のように地味な色になり、一時飛べなくなります。この時期をエクリプスといいます。夏過ぎに湖岸でもたもたしているマガモのエクリプスを見かけます。
▸ちなみに、馬の世界では現在のサラブレッドの有名な血統ラインを築いた名馬にエクリプスという馬がいました。こちらは何が欠けていたのでしょう。

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普段の満月。さてこれから月食が…
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月食前半戦です。
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大部隠れました。

 

あっ、鳥!といえばアトリ!!

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アトリが枝になってます状態
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ジジュウガラもさえずってます。ネクタイが太いのはオスでした。
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アトリの番。右が♂、左が♀。雄の頭は光沢の有る青黒色。
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♀の臀部は白い羽です。
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ハシブトガラスも久しぶりの好天に気持ちよさげ。
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ほとんど逃げないアトリ♀。私の影に怯えるそぶりもなく。

久しぶりの好天で美原散歩。春の訪れを告げる野鳥たち。空を見上げれば編隊を組んで北帰行のオオハクチョウたち。その同じ空の反対側ではオジロワシが旋回してます。
遊歩道で「あっ、鳥」と言えばアトリに囲まれるくらいのアトリの群れがやってきてます。
鳥名由来で、大群をなして移動するため「集鳥(あつとり)」が略された説もあるそうです。戦前は食用にもされたとのことですが、この鳥、あまり人を恐れない。特に♀は懐っこいくらい。今日は10数種の野鳥に出会い、散歩を忘れて鳥三昧でした。
今日の鳥果は、アカゲラ、アトリ、ヒヨドリ、オジロワシ、オオワシ、トビ、オオセグロカモメ、シジュウカラ、ハシブトガラ、シメ、スズメ、ハシブトガラス、ツグミ、ドバト。

音羽橋にタンチョウが舞う

 

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なんとなくハーレムをつくっているような…

 

厳冬期を迎えた道東ですが、この時期の風物詩は、鶴居村音羽橋のタンチョウです。けあらし(外気温が水温より低いため川から蒸気が上がる)のなか、タンチョウたちは川のなかがねぐらです。今朝は-15℃くらいでしたが、多くのカメラマンが集まってタンチョウにめざましシャッターを浴びせておりました。今日の日の出時刻は6時47分でした。これからだんだん早くなっていきますが、しばらくの間、薄暗い刻からヒトも動き回る音羽橋周辺です。妙な鳴き声がしたので後を向くとアカゲラが「私もここにいるわよ!」と鳴いていました。寒そうに身体をすくめていたので、ひょっとしたらオオアカゲラかもしれません。頭が黒かったので雌であることは確か。

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寒そうなアカゲラか、オオアカゲラ?
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音羽橋からはこんな情景。左手から日があがる。

 

今年の紅葉は美しいといわれたけれど…

大雪山の紅葉は、ここ数年で最高の美しさ、と新聞紙上でも紹介されていましたが、残念ながら大雪にはいけませんでした。それでも仕事とプライベートでも道東の紅葉を堪能した10月でした。紅葉は、樹種により色も時期も違って、年毎に今年は何の木が綺麗だけれど、何の木はどうも…、という差異をチェックするのもまた楽しみではあります。紅葉の時期だからこそ、あそこはモミジが多いとか、カツラが多いとか、森の個性も際立ちます。
たしかに、今年の紅葉は綺麗なようです。温度差や天候の具合にもよるでしょうが、エゾヤマザクラやナナカマドが今一つだった印象はありますが、あとは山も里も綺麗でたっぷり行く秋を堪能した気分です。「川の道」ウォークの10月25日には、どのくらい辛抱した紅葉が見れるのか、これはこれで、楽しみです。

川の道下見 (16)
10/17「川の道」ウォークの下見で阿寒川中流域。こんなにモミジが豊富な処は阿寒でもそうないのでは、川筋で日当たりが良いせいか、最高の紅葉!
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10/19釧路市美原地区の遊歩道のキタガミハクヨウの黄葉。いつもは黄色なのだけれど、今年はこれに少しオレンジが混じってどうしたんだろう?
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10/15 津別町の紅葉。針葉樹と広葉樹が入り混じり、This is HOKKAIDOの紅葉です。
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いつも楽しませてくれる国道240号沿線の舌川原宅の紅葉。見事に手入れされたお庭にリアルな熊の置物が阿寒の森の雰囲気。本当のクマさんも見たらどうおもうのだろうか?