絶好の秋日和、「川の道」で阿寒の自然堪能。

スタートの阿寒川橋周辺の河原で貝化石を捜索

快晴の10月21日、阿寒クラシックトレイル「川の道」が20名の参加でおこなわれました。晩秋の阿寒川沿いにヤマモミジやカエデ、カツラなどの紅葉が残る中、絶好のコンデションでの散策でした。自然と人が共生し、アイヌにとってはイオル(生活空間)で明治以降は電力や森林資源などの開発の足跡が今も残る魅力あふれる8kmです。道中では、阿寒のシナノキから得た蜂蜜入りスコーンの行動食やたわわになった自然の恵みヤマブドウに舌鼓、昼食はキノコ入り味噌汁でグルメも充実、まさに秋を戴冠した1日でした。

■旧林道跡も歩きます
■この河原は、ヤマモミジやカエデ類がとても多い

中央アルプスで凸凹山岳研修、無事終了!

千畳敷から木曽駒ケ岳への登り、いよいよ山行開始

台風に前後して中央アルプスの山岳研修に行ってきました。御嶽の噴火災害から4年、登山できることに感謝しながら、晴れと雨のなか3泊4日の縦走(千畳敷~木曽駒ケ岳~空木岳~駒ヶ根)は記憶に残る山旅となりました。

宝剣岳からの日の出、富士山が右手に
アップダウンの難コースの熊沢岳から東川岳へ
好天の2日目は約10時間の行程。
岩場の歩行が続く宝剣岳、奥に御嶽山を望む
深秋の木曽駒から遠望する富士山、手前に南アルプスの名峰たち
御嶽山におもわず合掌
雨の中、空木岳頂上直下の岩場
もう少しで後が空木岳のピーク
雨中の空木岳頂上で一息

阿寒クラシックトレイル「里の道」が開催されました

雨の中のスタートでしたがお昼ごろに上がり歩くには最適のコンデション

いつもお世話になっているトレイルエンジェル(トレッカーのボランティアサポート)の小瀬さん、心よりこれまでのご支援を感謝します。最後のランチも手作りトマトとトウキビ&コーヒー。そして、和歌山から移住したので、おもてなしに格別なおもいがあるとのお話、心に染みました。参加者の皆さん、スタッフもご苦労さま。5年間、阿寒クラシックトレイルと歩んできたボクの靴も今回でご苦労様です。なお、今年の阿寒クラシックトレイルはまだ川の道、山湖の道があります。申込みはお早めに。10/28の山湖の道がオーラスです。よろしく!

 

キノコ&粘菌観照ツアーでロマン主義者の気分に浸る

テングタケを「観照」するMy Wife。

「今日は観察ではなく、観照で行きましょう!」とキノコ&粘菌の伝道師・新井文彦ガイドの掛け声で阿寒オンネトーの森を探訪。「観照」とは、”静かな心で自然に向かい、その本質を見ようとする態度”とある。芭蕉、ワーズワース、そしてベートーベンの世界。阿寒オンネトーで阿寒ネイチャーセンター主催「キノコ&粘菌観照ツアー」に参加。ミクロの世界から自然を体感した至福のひととき。昼食は、ビストロ岳inオンネトー。採りたてキノコをメインに前菜・メイン・デザートのビストロコース。体感ここに極まれり。これだけでツアー代金元取れた。凄いぞ岳!素晴らしいツアーをありがとう!

タマゴタケ登場、というか誕生!
これはキノコです。名前は忘れたけど…

 

新たな湿原観光の可能性をさぐる

さすが湿原、タンチョウが通行止め!?

私、高校生以来、ほとんど自転車と縁遠い生活をしておりました。そんな輩が、どういうわけか、自転車観光の開発調査をおこなう「くしろロコサイクルプロジェクト」に参加、一緒に活動をおこなうことになりました。この日は、湿原をほぼ半周するサイクリングルートの実験的なツアー調査をおこないました。7名の関係者ですが、私は湿原ガイドの役目をおおせつかり、ところどころでポイント解説をおこないました。コースは釧路阿寒自転車道を湿原沿いに北斗まで西進し、たんちょう舞ロード(道道53号)沿いに北斗遺跡へ、遺跡公園を散策し木道から鶴居軌道を温根内ビジターセンターへ。昼食後は釧路川右岸堤防をとおり湿原大橋まで約30kmのコースです。元気なメンバーはこの後、左岸堤防を岩保木水門まで往復するコースもチェックしました。参加者にはとても好評で、特に北斗遺跡から温根内まではあまり馴染みのないスポットでありながらとても興味深い箇所であり、かつ自転車でのオフロード走行を楽しめることが魅力だったようです。今後も湿原観光の可能性を拡げていきたいですね。

よっこいしょっと。そろそろ疲労と尻痛が…

 

釧路湿原、阿寒・摩周の2つの国立公園をメインに、自然の恵が命にもたらす恩恵を体感し、自然環境における連鎖や共生の姿を動植物の営みをとおしてご案内します。また、アイヌや先人たちの知恵や暮らしに学びながら、私たちのライフスタイルや人生観、自然観を見つめ直す機会を提供することをガイド理念としています。